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野球好き塾講師のブログ

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TOEICの勉強や西武ライオンズの雑感とか

『SHIDOSO教育研究所』関東支部構想

塾講師になってからの1年目は、実際現場で塾の講師が書いていただいた色々なブログを読み漁っていたけれども、ブログの内容を読むだけで、指導に対してのの肝や力量を推し量ることができる。だけど、昨日みたいに朴先生に実際にお会いして、ノウハウを教授し教えあっていけるほうが、自身の講師としての成長は格段に早い。そして、奈良にある私塾を経営されている、とある先生が書かれたブログの内容に大変興味深い記述を見つけた。『SHIDOSO教育研究所』という理念だ。以下は、そのブログの内容から転載させていただく。

ブログのプロフィールのところにも書いてあるが、私は『SHIDOSO教育研究所』という名称の私教育の教育研究機関を作りたいと思っている。「私教育の研究機関」というのは、簡単に言えば、塾の先生が集い、生徒を伸ばすためのノウハウや技術、教材や指導法の研究する場所である。全国に散らばった、人知れず行われている素晴らしい技術を共有しあって、自らの指導技術を高める会にしたい。

本当は昨年の秋くらいから少しずつ活動を始めたかったのであるが、いくつか理由があってストップしていた。ストップしていた一つ目の理由は、言い出しっぺの私が自分の塾も軌道に乗せられていない状態では会自体が説得力に欠けるような気がしたからである。まずは早く自分の塾を軌道に乗せてしまわなければならない。幸い、こちらの方は目処がつきつつある。

二つ目の理由は、組織の骨格について、もっとしっかり考えておかなければならないと気づいたことにある。私はこの研究所を作って、別にお金儲けをしたいと考えているわけではなく、子ども達によりよい指導を行っていくために、自分自身が勉強する「場」を作りたかったのである。すべての始まりはそこにある。

しかしながら、組織、あるいはサークルを作る場合は、世間にしっかり主旨説明を行わなければならない。そのあたりが甘いとあらぬ批判も招くだろう。そういうことには十分配慮しなければならない。また私が作りたいのは、お互いが切磋琢磨する「研究会」なのであるが、中には、自分からは「発信」せず、人から「ノウハウ」だけを安易に吸収しようとする人も出てくるだろうと思う。

そんな人に限って「あの会はイマイチ」とか「言うほどノウハウがない」なんて言ったりすることも多い。そんなことを言われたらたまらない。そういう人にはいてほしくない。腕がないくせに、ケチをつけることで自らをアピールしようとする困った人はどこにでもいる。そういう方がおられると頑張りたい人のテンションは下がる。そういう人、つまり「発信せず、ノウハウをちゃっかりパクっていくくせに批判はしたがる人」にはご遠慮いただくような規約を作らなければならない。もちろん建設的な「批判」は歓迎だ。それは「会」に敬意を払い、「人」に敬意を払えるということが前提である。

この「会」には上も下もない。誰がエライとかそういうのはない。素晴らしい腕を持ち、素晴らしい実践報告をする人は尊敬されるだろうが、組織的な上下はない。『SHIDOSO教育研究所』の「SHIDOSO」とは「私度僧」のことである。古代から中世にかけ、出家するには試験を受け、合格し、朝廷の許可を受けて後、得度を許された。つまり「僧」は公務員であった。「私度僧」とは、許可を受けず、勝手に得度した「僧」のことである。そこから名前を取った。

国や文部科学省のお墨付きなどないところで、懸命に子どもの指導を行う自分たちを「私度僧」になぞらえたのである。空海もかつては私度僧であった。ロマン溢れる?名称であると勝手に思っている(笑)
『SHIDOSO教育研究所』は、年に数度集まり、用意したレポートを報告しあい、情報を集め、話をし、交流を深めつつ、普段の活動はネットを使っての情報交換で行うというような会にしたい。

ブログやネット上でも勉強はできるが、「会う」ということはその何倍も勉強できるものである。両方を大切な会にしたいと思っている。

「市販の教材で一番個別指導に向いた教材は何か」

「塾生の遅刻を減らす効果的な実践」

「クラスをまとめる小ネタ20選」

「完了時制をうまく理解させる導入法」

「生徒が燃える小テストレイアウト法」

「授業時間が5分余ったときのショートスピーチ集」

なんてことを話し合い、共有し、教育論から日々の実践小ネタ集までを集められればよいと思う。

この会を通じて何より自分自身がもっともっとよい先生になりたい。


mixi内にはすでに『SHIDOSO教育研究所』の名で、コミュニティを立ててあります。以下はその案内文です。


■■■■■■SHIDOSO教育研究所■■■■■■

学習塾、予備校など、私教育に携わる指導者が集い、指導力を研磨する研究会です。あくまでも自塾、あるいは自身の「教務力」「指導力」の向上を目指し、共に刺激し合い、切磋琢磨することを目的とする会です。経営のノウハウ等の情報交換をする場ではありません。

mixi上での情報交換、議論に始まり、年に一、二度は顔を合わせ、親交を深め、切磋琢磨できればと考えています。 あくまでも、刺激し合い、切磋琢磨し合うことを目的としますので、安易にノウハウだけをつまみたい人、また謙虚に学ぶ姿勢の無い人には合わない会になると思います。 また、会に所属する人は皆、「学ぼうとする人」として対等です。自塾の規模やキャリアといったことでの上下はありません。周りから自然と敬意を払われる人は出てくるでしょうが、それはその人のお力と人となり故です。
【管理人より】
SHIDOSOは「シドーソー」ではなく、「シドソー」と読みます。 「私度僧」という言葉から名づけました。古代から中世にかけ、出家得度するには朝廷の課す試験に合格し、許可を得なければなりませんでした。つまり「僧」は今でいう公務員でした。
一方、朝廷の許可を得ず、仏道修行に励む仏道修行者達は「私度僧」と呼ばれました。空海も私度僧上がりであったといいます。私教育に携わる自分達を「私度僧」になぞらえました。誇りを持って「私教育」に携わる人達の会にしたいと考えています。


…mixiにて、このコミュニティを探したのだが、ついぞ見かけることができなかった。実際、この記事を書かれた方の私塾にもぜひ訪れてみたいのだが、なにせ奈良は遠い。そして、最近はブログの記事が滞ってしまっていることもあり、この会がどうなったのかは分からない。でも、こういう考えは、とても賛同できるものがある。

ここから壮大な目をもって、よい先生になりたいと常々思っている自身や、後輩講師のためにも、こんな機会に積極的に参加したいしさえてあげたいと思っている。ただ、この構想だと範囲が広すぎることになるので、まずは関東支部を形成するのが一番良いのではないろうか。せっかく色んな経験をしてきた朴先生と知り合いになれたのもある。どこまで、形にできるかはわからないけれども、こんな構想を取り入れて塾講師としてステップアップしてみたいと思っている。

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by masa717h | 2016-05-27 08:28 | 教師修行

by masa717h