伸びない子たちの共通点1
個別指導というスタイルという以上、出来る子にも教えるし、出来ない子にも教える。一般的に個別指導というイメージは出来ない子への措置といったスタイルが強いけれども、指導者の力量次第では、できる子にも滅茶苦茶有効なのである。
ところで、最近授業をしているうちに、あることに気づいた。…できない子、あるいは伸びない子に関してある共通点があるように思う。その共通点とは『言われた指示が守れていないこと』である。基本的に授業という行為は、裏を返せば指示を出すという行為の連続である。成績のよい子たちは、そういう出された指示をきちんと守る。ここを四角で囲ってとか、国語を逆接の接続詞がきたら、三角の印をつけるなんていったら、実際の練習問題でもきちんとそれをやり、模試でもそういった指示を初見の問題に落とし込める。
逆に、成績が著しく良くなかったり、伸びない子の共通点がこういう出された指示に対して、正確に反応できないのだ。
だから、この点に関して、改善するように働きかけないと成績の大幅な伸びは見込めない。塾での指示すら正確に受け取れていないのだから、学校の授業においても推してしるべきである。
このことは、結構怖いことでもある。おそらく、彼らが社会人になったとき、基本的には指示は一回しかなされないように思う。自分が社会人で仕事をしていたときにも、よく先輩の社員方から1回しか言わないからななんていうのはざらにあった。どう考えても、指示を1回で正確に聞き取れるように育ててあげる必要がある。だから、優しい先生がポイントを何度も行ってくれたり強調して伝えたりというのは別の観点だと思う。
こういった課題にある子たちをどのように指示をきちんと受け取れる子に育てるか。これはうちの塾だけの話でもないだろう。次回は、そのアプローチについて考えてみたい。
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