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野球好き塾講師のブログ

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TOEICの勉強や西武ライオンズの雑感とか

努力と継続は一セット

中1、中2の期末がかえってきた。学校ワークをみっちりやり、自己ベストを出してきた子もいるなかで、風邪で体調を崩し、納得いく結果を出せなかった子もいれば、塾に入って勉強しているのに成績が下がった子もいる。こういうとき、研修でやったことが役に立つ。以下は、研修で扱った文だが、とあるブログからの引用。

「努力」が「成果」になって表れるには時間がかかる。大人ならよくわかっていることだが、生徒達にはこれがなかなか分からない。彼らはちょっと頑張ってみて、結果が出ないと、落ち込んだり、すぐに諦めてしまったりする。だからこそ、教師は「『努力』が『成果』になって表れるまでには時間がかかる」ということをしっかり子どもに教えておく必要がある。しかもこれは最初に言っておかなければならない。結果が出なかったときに初めて言っても、それは「なぐさめ」にしか聞こえないからだ。

『努力」 と言うのはすぐに『結果』となって出てくることはないぞ。時間がかかるものなんだ。でもその間、『努力』は君に内側に『見えない力』となって蓄積されている。それがあるときドバっと一気に『成果』となって噴き出すものなんだ。だから一回ぐらい努力してダメだったといっても嘆くことはない。そういうものなんだ。だからそこで頑張るのをやめちゃダメだぞ。『成果』が出るまで継続だぞ

こういう話は一度ではダメで、ことあるごとに何度も何度も語っておかなければならない。丹念に語られたその言葉が、努力して結果が思うように出せなかった子の心をきっと支える。よい指導者というのは、その場の言葉だけでなく、その過去の言葉が生徒を励まし、支え、やる気にさせる。普段から色んな『種』を巻き続けておきたい。

ちなみに講師研修でやったことは、この赤字部分をそういう勉強をしたのに納得いく結果が出ず、そういったオーラが出ている生徒を想定して、どのような声かけを行うかというもの。いってみれば、この赤字部分を自分なりの言葉に置き換えて翻訳しなさいというもの。塾の先生に鍵割らず、保護者にとっても誰しもが通る道だと思う。

ちなみに、俺はこれを見たとき有名な野球マンガ『ドカベン』の一シーンを思い出した。教育者であるならば、参考にしたいのが大平監督の声かけである。キャプテンになった岩鬼が猛烈なノックを後輩に施すというシーンで、「空をとんでもとらんかい」という岩鬼に対して、「いや、とろうと思うな」と釘をさす。

「一歩でも追いつくことだけを考えるだや。一気に100点をとろ思うたら気が重い。足も重くなる。
一問ずつ確実に答えを出していくだ。さすればたとえ50点でもその50点は悔いのない50点だや…そのうち気がついたら100点とってるだや

ちなみに、このマンガに出てくる大平監督の担当科目は数学である。大学時代にこのシーンに感動して、同じような声かけを生徒に行ったことがある。まずは、悔いのない準備をすることから。今回100点を取った子は前回、かなりひどい点数を取ってきたので、ふりかえりの文をその時点で原稿用紙に書いてもらった。ワークをきちんと自分で理解するまで解くという反省がそこに書かれていた。そういう布石があっての100点だったのだろう。400点を目標にしていて430点を超えたので、次は自然に450点超えを目指すと思う。

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by masa717h | 2016-12-07 08:38 | 指導メモ書き

by masa717h