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野球好き塾講師のブログ

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TOEICの勉強や西武ライオンズの雑感とか

情報処理科目としての現代文(国語)

ここ最近自身への予習として、いま指導している2人の子の赤本のコピーなり去年の子と一緒にやった法政の問題などを見ているが、解いていて思うのは、自分が受験生だった頃の国語とは様変わりしているなというのを強く感じる。特にGMARCHレベルの問題を目にして思うのは、国語というよりは『情報処理』という観点から解いていったほうが総合的に点が高く取れるだろうということだと思う。

去年、法政を合格した子が過去問研究をしていた際に、法政国語は60分しかなくて、なのに現代文を3題も解かなければならない。選択しもめっちゃ意地悪なんです(≧◇≦)といって藁にもすがる思いで俺のところに相談に来たことがある。確かに60分という制限時間では、あの問題を全部処理するのは難しい。そこでエンリッチ講座として薦めたのがパラグラフリーディングの手法で解くということだ。とにかく速く解くといううえでは、あの解放は参考になることが多い。まあ、過去問研究をしている際に思うのは、出題には明らかに作題者の意図というものがある。一流の指導者ならば、そこを見抜ききっと授業を組み立ててていくのだと思う。60分という制限時間内であえて解けない分量を出すということは、きちんと時間を管理して、1点でも多く取る方法を見つけろということなのだ。センター試験もそうだと思う。いってみれば、最近の国語は、難関大は『お片付け選手権』と化している。要するに、制限時間内にぐっちゃぐっちゃにとっちらかった部屋をどこまで綺麗にできるでしょうか?というような感じなのである。当然最初にせかせか動き回るよりも、予めええと、どこに何があってみたいな考え方ができ、あとは制限時間内に上手に収納できたもの勝ち。今の国語は教える立場からしたらそんなふうに見える。

おそらくはそういった受験生に入学してもらい、そういう力が求められるTOEIC試験なり、司法試験なりの前段階としての準備をさせたいのだと思う。センター試験まで約30日を切った。ちなみに俺の今年の現代文の授業は、傾向や過去問に拘らずあえて、国立最高峰レベルの東大や九州大などの二次論述も含めて生徒にはいろいろな旅を経験させている。去年はやたら過去問と形式ばかりに拘って失敗した。そのため、今年は傾向に拘らず容赦なくいろいろな問題を一緒に解いていくスタイルに変更した。そろそろパラグラフリーディングを教えるべきか…。あれを教えるとこちらの授業準備負担はそうとう大変なものなのだが、今年の受験生2人、いまのところ現代文という科目のみでみるならば順当に力をつけてきた。今週あたりにそろそろ解説していこう。
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by masa717h | 2016-12-16 10:07 | 指導メモ書き

by masa717h