ICU入試問題考察(試される指導者力)
変に高い結果が出て調子に乗るよりかはよいと思うのだが、今後どういう指導をしていくのがよいかというのが問われている。あの問題どう考えても、試されているのは受験生ではなく指導者である。(少なくとも高校の先生はそれを放棄したと思っている。)
まず、学術論文クラスの長い文章に耐えられるスタミナをつけること、後半の読解力を試される正答率がぐんと落ちていたので、スタミナが切れたのが明らかになった。これに関してはまず、知識問題と読解問題の振り分けを最初にやるせることが必要だろう、ただ過去問の中にはやたら読解問題だけに拘る年もあったりするので、変にテクニックと化してしまうよりかは、あえてそういう問題もやらせてパニックにさせることも必要かな、過去問だけはネット上にふんだんにあるので、少なくとも過去10年分ぐらいはやらせる必要がありそうだ。といっても、これを冬期講習のなかでやっても10年分は無理なため、余った問題は難易度を高いものを残し1月以降の仕上げとしてやらせよう。
知識問題についてもまだ課題がある。特に本人の受験科目は世界史だが、世界史の知識を求められる問題が落としてしまっているのが痛い。中学校レベルの最低限の教養はほしいし、課題も出したが、あとは本人がそれをどう受け止めて仕上げるかは少し静観するかな。毎回毎回あの過去問をやるには、教えるこちら側も入念な予習と準備が大変なぶんだけ頑張ってほしい。それだけ目指した山が高い分だけ、最後は精神力が求められる。これから容赦なく課題を億劫がったりやってこなかったら厳しく指摘せなばなるまい。
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