検証 塾講師7不思議その2 目学問と耳学問について
簡単な定義として、『目学問』とはその字の通り、目で見て進研ゼミやZ会などの通信添削などを消化している子です。あるいは独学でやっている子もこれにあたる。この『目学問』をやっている子について、塾に通うようになると、最初にどうしても結果が出ないということになりがちです。
実際、うちの塾では初年度に通った子が進研ゼミをやって、受験学年になって不安だからという理由で通塾をしてきた子がいましたが、最初のうちはちょっと苦しんでいたのも事実です。ちなみにこの子は、県立第一主義を貫いていたので、学力のランクを1段階落としての合格でした。先日、近所でバイトしていたところオーナが「高校の成績はどう?」と声をかけたところ、今は学校で3番という好成績をとっているそうです。
通信添削をやっている子が最初に成績が伸び悩んでしまう原因として『強いストレス』が考えられます。もともと、通信添削は自分のペースで無理なく進めることができたのに対し、たいていの塾とうのは何曜日の○時から授業と勉強する時間が固定されてしまいます。さらに、通信添削や参考書は基本的に目を通して、わからなかった箇所に線を引いたり、もう一度解きなおしたりするのに対して、塾の授業においては耳で聞く必要が出てきます。塾の授業は聞いて確認していく『耳学問』が中心になります。ここのところの反動でやっぱり最初はびっくりするのでしょうね。
もちろん、ある程度慣れてくれば、基本成績は上がっていきますが、この目学問と耳学問は学習における大切な要素だと思うし、やはりこれまで通信添削をやってきた子はある程度成績を上げるには時間がかかることを意識して臨みたいものです。
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