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野球好き塾講師のブログ

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TOEICの勉強や西武ライオンズの雑感とか

授業の授業 国語編 2

続きを書くとか言っておきながら、しばらく放置していた授業の授業シリーズ。塾ブログにおいて、国語のネタの記事を書くと通常より1、5倍位のアクセス数になるため、やはり多くの塾の先生も国語の指導法については気になっているのでしょうね。先日、時間配分を失敗し、国語で思うような偏差値を取れなかったT君。1か月後に再度同じ問題を解かせ、それでも時間配分が間に合いませんでした。うちの塾は北辰を受ける前に塾で時間は測って、1年前の問題をやらせることにしているのですが、先日行い採点した結果は昨年の偏差値でいうと65でした。結局埼玉や北辰の国語はいかにテキパキ問題を解いていくかというその力を見ています。3年後のセンター試験である程度の素養が持った子を育てたいという意図が明確に見てとれます。

国語の指導法についてですが、初期のころは、なかなか思うような結果が出ず結構悩んでいました。
おそらく塾の国語は講師の力量が如実に出る教科だと思います。(特に読解分野)
よく言われるのが、読解力をつけるために何をすればよいか?という質問。個別指導の花形は何といっても英数ですから、初版の事情で国語は疎かになりがちなケースが多いです。ただ、指導している立場から言わせれば
①年間継続して受講すればある程度の力がつくこと(読解をメインに扱うため)
②講習のみとるのであれば、知識分野である知識、作文、古文をメインに扱う

という指導方針を明確に打ち立ててから、ぶれることなく指導できるようになりました。特に1対2の国語の個別指導はかなり難しいので、経験の浅い大学生の講師にやらせるとバランスが取れず、確実にその日の授業が崩壊してしまう危険性もあります。ただ、最近は国語を指導する講師が自分1人のみになってしまったので、年間授業の国語と国語だけが被ることのないようにとオーナーにお願いしています。というわけで、塾の講師を志望している大学生の皆さんは、国語を教えたいと履歴書に書いてもらいたい。

で、読解力をつけるには(早い話偏差値を上げるには)どうすればいいですか?という質問に対してよく言われているのは以下の3つですね。
①天声人語のような新聞コラムを書き写してみなさい
②書いた文章の要約を作ってみなさい
③普段から本を読む習慣をつけなさい

①について、大学生講師だったときに同じセリフ言いましたよ。まだ、天声人語ノートなんてものができる前です。ただ、経験上これは多くの子が挫折してしまうのでなかなかに大変なことだと思います。新聞を用いてわからない意味をピックアップし、そこから辞書で調べてみるってう習慣をつけてもらうのが新聞の効果的な使い方だと今は思っています。もちろん1か月~3か月続けることができれば力はつくと思いますけどね。

②について、これも初期のころにやらせてましたね。確かに要約ができれば記号選択であろうが記述問題であろうが書けるようになるだろうとは思うのですが、ただ国語のできない子に最初から要約を求めてしまうのは、要求するレベルが高すぎるというのが指導してみての感想です。初期段階では要約<精読だと思うようになりました。ちなみに要約する材料ですが、最近は文章に限らず映画なんかも使って実験してみました。最後にどんなあらすじだったのかを文章で書き起こしてもらうのですが、友達に映画の面白さを伝えると仮定して、ネタバレしない程度にあらすじを伝えてごらんとか言うと、抵抗なく書いてくれます。こういった取り組みが最近一部の学校の先生がやっている聞き取りテスト(国語版リスニング)に絶大な効果を発揮するようです。

③について、受験学年以外の学年であるならば、読書には賛成します。特に最近は、本を読む習慣がないっていう子達がほとんだと思うの受験がない学年のうちにこの習慣がついているだけども、特にスピードという面では圧倒的に有利になると思います。受験学年であるならば、読書は置いておいて、入試に出る問題(過去問)を大量に読みこなす必要があります。

Qどんな勉強をしたら良いですか?
これもよくある質問ですね。まず、国語は意味を知らなければ正解にたどり着けない問題があるためよく言っているのは意味調べノートを作りましょうというものです。生徒によく言っているのは、せっかく作るのだから捨てられない1冊に仕上げなよとよく言っています。

また、模試やテストをしばらく何もしないで寝かせておいて、一ヶ月や二ヶ月寝かせておいて、忘れた頃にもう一度解いてみるっていうのも力がつく方法です。そのときに、以前正解した問題がしっかり正解できたかどうかを確認してみるのがよいですね。あくまで国語は客観式テストですから、正しい思考で辿れば同じ解答に行きつくはずで、以前解けた問題がしっかり正解できているのなら、大丈夫ですが、問題はそうでない場合です。そういう場合は勘や2択に絞って消去法で解いている可能性が高いですから、その辺り正しい思考過程を確認する必要があります。

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後は、こんなふうに書きこんだ問題を音読していくのも初期段階では、おそらくきわめて効果的だと思います。数学の計算や、単語暗記に書くのが飽きたら気分転換に音読してみるのがいちばんよいです。その際に接続詞の穴埋めや指示語が何を指しているかを確認しながら正解を入れなんでこれが正解なんだっけななんて考えながら読んでいくといいです。その日のポイントを思い出しながら、こういった方法なら挫折することなく毎日続くと思うし、塾で国語の授業をとっているならこういったプリントのストックを増やしながら、その日のポイントが何だったかを再現できるぐらいやっていけば力はつきますね。記述問題や小説については、またいずれ機会があればまとまった記事を書こうと思います。

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by masa717h | 2017-04-12 10:00 | 指導メモ書き | Comments(3)
Commented by peach-winwin at 2017-04-12 17:39
先生、大変為になるお話をありがとうございます!

①は毎日は難しいかも知れませんが挑戦してみたいと思います!
②ですけど娘は本当に説明ヘタで映画のあらすじも教えてくれるのですが所々「はぁ?(´Д`;)」ってなるんです。
その日あったことも嬉しそうに説明してくれるのですが話の展開がおかしくて意味不明だったり・・
指示語が苦手なのもこういうところから来ているのでしょうか(*ノω<*) アチャー
③ですが、中学入試の国語もかなぁ~り長文が出ますので読みなれておいた方が良いですね!

書き込んだ例も参考にさせて頂きます!
こうやって具体的に教えてもらうと挑戦し易いです!
Commented by masa717h at 2017-04-13 08:10
①については、時期を選んで夏休みの長期休みの期間に、期間限定でやるのが個人的には良いと思います。記事には書きませんでしたが、日記を書かせてみるのもよいですよ。最初は、塾で起こった面白い出来事といったことをテーマにして書かせてみると長く続けられると思います。表現が変だなと思ったら赤ペン先生ばりに添削してあげてください。③については、特に女子中はわざと長い文章から読み取りの試験を出すといったイメージがありますので、僕の手元にちょっと古いですが、中学受験の参考書があるので、そちらのコラムからよく出る作家・作品を挙げておきますね。本当はその本に直接書き込みをしながら読むのがよいのですが、それが難しい場合は、図書館などで借りてきて読むのでも構わないと思います。ちょっと長いのでコメント欄を2つ使って書きますね。

☆中学入試によくでる作家・作品 ロングセラー(定番)
■杉みき子『小さな町の風景』 ■笹山久三『四万十川』 ■椎名誠『岳物語』 ■なだいなだ 『心の底をのぞいたら』 ■池上嘉彦『ふしぎなことば ことばのふしぎ』 ■斎藤美津子『ことばのキャッチボール』

☆近年の話題書(少し古いです)
妹尾河童『少年H』 手塚治虫『ぼくのマンガ人生』 伊集院静『機関車先生』 浅田次郎『鉄道員(ぽっぽや) 湯本香樹実『夏の庭』 『ポプラの秋』 五木寛之『生きるヒント』 ■灰谷健次郎 『天の瞳』
辻 仁成『そこに僕はいた』 『ミラクル』
Commented by masa717h at 2017-04-13 08:25
☆中学入試によく出る作家・作品2(説明文・岩波ジュニア新書シリーズ)

■島村英紀『地球がわかる50話』 ■川北 稔『砂糖の世界史』 ■茨木のり子『詩のこころを読む』 ■池内了『科学の考え方・学び方』 ■槌田 劭『地球をこわさない生き方の本』 ■佐原 真『遺跡が語る日本人の暮らし』

論説文
■外山滋比古『ことわざの論理』 ■森本哲郎『日本語 表と裏』 ■加藤秀俊『暮らしの思想』 ■河合隼雄『こころの処方箋』作者不詳『心の底をのぞいたら』

不朽の名作(文学作品)
■宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 『なめとこ山の熊』 ■井上靖『しろばんば』 ■芥川龍之介『トロッコ』 ■有島武朗『一房の葡萄』 ■夏目漱石『ぼっちゃん』
■川端康成『ざくろ』『バッタと鈴虫』(いずれも『掌(てのひら)の小説』所収』
■下村胡人『次郎物語』 志賀直哉『小僧の神様』 井伏鱒二『屋根の上のサワン』

過去問などから、どんなジャンルが出ているかピックアップして興味のあるものから読んでいくとよいと思います。