カウントダウン あと○○日という魔法の反動
特に後がない受験生にとっては、『効果はバツグンだ!』(ポケモンのナレーター風)となる。もう受験までの日数がこれしかないという心理的負担が不安な自分を一層追い込まなければという意識が高まる、まるで何かに憑かれたかのように、以前と比べて一層受験勉強に打ち込む生徒が多くなる。塾もそれを期待してやっている感じは確かにある。でも、ちょっと考えてみてほしい。おそらく、そういう受験生にはあと○○日勉強すれば、つらい受験勉強はそれで終わりという開放感がイメージされる。下手したら、もうしばらく勉強しないなんてこともあるかもしれない。実力のある子たちは、もともと普段からコツコツ勉強しているので、日数の掲示に引きずられることなく、自分の課題を淡々とこなしていくそんな印象がある。
言わずもがなだと思うが、高校に入って伸びるのは後者。その時だけ必死にやればいいというものではない。勉強はこれから先も続くのだ。なかには、この直前の時期に爆発的に伸びる子や、そういった兆しも見えている子もいるが、それで逆転合格できたからといって、その考えをそのまま大学受験に持ちこもうという考えは危険すぎるのだ。おそらくそういった子たちは、中学までで塾は終わりと自分で勝手に決めると思う。それで中3になって逆転で合格できたからという理由で高3になり、塾に返ってくるみたいなのが、最も避けたいパターン。
だから、指導者は注意喚起してやれなければいけない。直前のその集中力が3年続けることができたらおそらく東大のような難関国立だろうとあっさり通ってしまうだろう。教える側は、受験生のモチベーションを高め、それを継続していくこともまた考えないといけないのだと思う。
入試まであと○○日という掲示は、直前にはきわめて効果の高い魔法だと思うが、多少無理や無茶をして勉強している受験生にはその反動が来る。指導者はそんなことまで含めて伝えてやらないといけないと最近追い詰められた受験生のちょっと異常な頑張り具合をみてそんなことを思った。
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