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野球好き塾講師のブログ

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TOEICの勉強や西武ライオンズの雑感とか

カテゴリ:指導メモ書き( 294 )

文を切り刻むスラッシュリーディングのやり方には、個人的にはどうも違和感を感じる。じゃあ、自分はどうしているのかといえば、句・節にはそれぞれ記号を割り振って進めている。中学生には句・節の構造をしっかり把握することが第一段階だが、名詞句・名詞節などの細かい文法用語は誰も知らない。

[ ]が名詞句・名詞節で( )が形容詞句・形容詞節で〈 〉は副詞句・副詞節で、いつも教科書を精読する際や、長文を読んでいく際はこういう構造を指示しながら生徒にふりわけさせる。ちなみに自分が教えてきた生徒でこの3種類のカッコに何の意味があるのか?という質問をしてきた子など皆無である。何となくそういうものかと思いつつも、最後に種明かしをしてハッとなる生徒が多数。このカッコをふりわけられる力は高校に入ってからでいい。

英語がスラスラ読める子というのは、文法・単語の力があるのはもちろんだと思うがもう1つはこういう構造を瞬時に見抜ける力があってこそだと思う。これが自力でできるという子はいないので、中学校までは教師が予習する際に自分で句・節の構造をしっかり取って、授業の際に構造を逐一確認させていくという作業をやってもらっている←今ココ

もう1つ長文を速く読むために生徒に教えられることがあるとすれば返り読みをしないための工夫だろうか。従来の読み方ではどうしても左から右に返り読みせざるをえない厄介者について、左から右にスムーズに読むための実例をいくつか紹介すると。

A such as B 伝統的な読み方 BのようなA 工夫した読み方 A,例えばB
Untill 伝統的な読み方 …するまでずっと 工夫した読み方 そしてとうとう
When 伝統的な読み方 …する時に 工夫した読み方 その時
without 伝統的な読み方 …することなしに 工夫した読み方 そして[しかし]…しない
to不定詞(目的) 伝統的な読み方 …する目的で 工夫した読み方 その目的は
by … 伝統的な読み方 …することによって 工夫した読み方 その方法は
after… 伝統的な読み方 …した後で 工夫した読み方 その前に…していた

いくつか例文で一例を示すと…
He worked hard until he got exhausted
彼は必至で働いた。そしてとうとう疲れ果ててしまった。
I was twelve years old When I wrote my first novel.
私は12歳だった。その頃初めての小説を書いた。

ここに上げたのはほんのごく一部だがこういった読み方を教えてあげることで、ある程度の返り読みは防ぐことができる。もともとは、大学受験用の参考書に書いてあった用のコラムを参考にしたものだが、ここに書いてある返り読みを防ぐ方法は高校受験にも十分通用するといっていい。

といかく埼玉の高校受験の英語は時間との闘いといっていい。先日授業をした子は、1回目の模試では、長文の大問3に時間をかけすぎて、今度は長文の大問4からやったら大問3をやる時間が足りなくなってしまったと行っていた。長文の大意はつかめているので、こういった読み方を紹介してあげるのがスラッシュで切っていくよりもはるかに速読にはつながっていくと個人的にはそう思っている。
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by masa717h | 2018-01-13 10:29 | 指導メモ書き | Comments(0)
先月から中3生には育伸社さんの全6回ある模擬試験を生徒たちに実施しています。

昨年の※サンプル問題を参考にして作った3つの問題と、今年実施された学校選択問題を参考に作った3つの問題があるので、サンプル問題→学校選択問題という順で解いてもらう予定ですが、これを体験してもらうことにより、急に傾向が変わってしまったという対処という意味ではよいトレーニングになるはずです。今はサンプル問題を模した形のものを扱っていますが、先日の模試で英語がすごくよくできる生徒であっても、実際制限時間50分で解かせると全て解き切れなかったと言っていました。英作文に時間をかけすぎたということもあるでしょうが、サンプル問題は大問の2は比較的優しく作られています。ここのところで、リスニングと並行しながら解いたのだけれども、それでも時間が足りなかったそうです。いつも理科や社会は絶対に時間が余るので、その分を英語に回したいと嘆いていました。

※サンプル問題
昨年の埼玉県の入試変更の経緯を受け、県の教育委員会がこんな感じの問題になるよーと打ち出したもの。ただし、本番とは全然違っていたために違和感を感じた受験生多数。

この模試は解き終わってからその後、ポイントとなる問題を解説していくのですが、昨年までは長文の設問を上手に利用しながら解いていく方法を伝えることにしていました。従来の埼玉の入試は最後が穴埋め要約問題だったので、この穴埋め要約と設問を上手に使いながら、長文の内容を予測しながら解いていくといったマクロの視点から解説していましたが、学校選択の長文問題については、もう少しミクロの視点から解説してあげたほうがよいなと感じています。もちろん、単語・文法・音読を当り前のこととして積み重ねていくっていうのはどの塾でもきちんと言われていることでしょう。そういった地道な積み重ねで長文が速く読めるようになるのだというのはこちらとしても否定はしません。自分が今担当している生徒についても、扱った長文については必ず全訳したうえで、その後音読をしっかり行うのだということを取り組ませています。しかし、学校選択のレベルに移行したときに、ほぼ間違いなく今のままでは時間が足りない!という事態に全員の生徒が直面してしまうのではないかということを感じています。そこで、学校選択の問題に移ったときに、いかに速く読んでいくかという読み方を工夫していく必要があるなと…

長文が読めないという悩みに対して巷でよく提唱されているのはスラッシュリーディングでしょうか。今年から扱うことにした長文読解の完成の解答のなかにも、スラッシュリーディングを細かいやり方が示されています。一例をあげると…

I became interested in music/ When I was thirteen years old.
私は音楽に興味をもつようになりました 私が13歳だったころに

One evening/ I heard a very beautiful song/on TV
ある晩 私はとても美しい歌を聞きました。テレビで

こういうふうに切れ目ごとの日本語訳をつけていけば、速読になるというもの。ただこの方法イマイチだと思ってしまうのは、英文の切れ目がどこにあるのかを先に学習者に示している点にある。そもそも英語が読めない子のほとんどは
「切れ目がどこかわからない」のだ
それなのに前もって、切れ目を全部見せてしまい、わかりやすいでしょ。と言われる時点で滑稽な気がする。

英語の時間配分を考えると、試験の制限時間は50分。うち10分はリスニング問題に喰われることになる。
残りの40分と約40行程度の長文を2つ解くという傾向は今年も変わらないだろう。

英作文もこれまでなら5分で処理しろ!と語ってきたが、書くことが少し長くなった分、多めに見積もって10分以内か。

すると残りは30分。20分で80行ペースで読んでいくと、設問を解く残りの時間が10分ということになる。あくまで大雑把な計算だが、するとだいたい読むスピードは1分に4行程度のスピードで読んでいけばいい。文庫本に換算すると約4ページ程度のスピードで良いということになる。

外国語を読む場合、常に3つのプロセスが繰り返されながら進んでいく。そのプロセスとは、「発見→知識の引き出し→判断」である。何かを読む場合だけでなく、人間が物事に出会い、解決するまでの間には、常にこのプロセスがある。そして「速く読む」ことができる人は、このプロセスが淀みなく進んでいくのである。このプロセスのどこかにボトルネックがあると、当然ことはスムーズに進まず、「遅く」なる。つまり「読むのが遅い」人や「解くのが遅い」人は、この3段階のどこかにボトルネックがあるのだ。

初学者のうちのボトルネックは「知識」にある。正直に言えば、このボトルネックは知識を蓄えるにつれて小さく(つまり影響しなくなる方向)になっていくが、完全になくなることはない。

まだまだ、知識が足りないと感じる子も多い。この本で書かれている発見というのも非常によくわかる。こないだ扱った整序英作文は
形式主語のIt for toの形がポイントであったが、この時期の受験生ならこれは絶対に知っているはずの知識である。ここでこの構文を見落としていたために、不正解だった子がいた。長文の速読の話実はもう少し、書きたいことがあるので、続きは明日以降書くことにします(続く)


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by masa717h | 2018-01-12 10:47 | 指導メモ書き | Comments(0)
昨年の今頃書いた記事のなかに、去年担当した大学受験生の一緒に取り組んだ参考書のはしがきに書いてあったひとこと

先日、ある生徒が落ち込んだ顔で僕を訪ねてきました。「理科が苦手で、どうしても成績が上がらないんです…。」彼はこう言います。テキストは復習して内容は理解してます」「問題集で演習もしました」「それなのに上がらない」と。
僕は聞きました。「問題集は何回やったの?」「項目にもよりますが、間違ったところは2回、解けたところは1回です」なるほど、そりゃあそうです。それでは成績が上がるわけがありません。

勉強は「繰り返し」で成績が上がっていくものです。かつてある超難関国立公大医学部に現役合格した女の子はこう言いました。「私は『天才」なんかじゃないです。K君みたいに、授業の復習をして、問題集を1回解いただけでできるようになる子もいます。ああいう子は確かに天才です。でも私、理科も数学も10回ぐらい繰り返して、やっとできるようになるんです。だから私は天才じゃありません」。僕は「はっ」としました。彼女はずっと全国模試の成績が1ケタ台だった子です。正直、ここまで繰り返しているとは思っていなかった。でも、彼女は「10回やって」その順位にいたんです。しかも彼女は、周りの友達も成績がいい子はみんな「10回やっている」って言うんです。どうでしょう。みなさんは「天才の勉強法」になっていませんか?才能がないんじゃない。繰り返しが足らないだけです。だからできないと嘆く前に、何度も繰り返す。5回やってダメなら10回やればいい。10回でダメなら15回やればいいんです。ぜったいにあきらめない。それが夢を実現する秘訣です。

ある意味、これが今年の高校受験生の全体にいえる弱点といえるかもしれないなあ。県立入試までの残り7週間で何ができるかといえば、間違いなく今までやってきた問題集めの反復だろう。基礎的な一問一答、あるいは講習で扱った記述対策のプリント、1回や2回くりかえしたくらいではできた気になっているだけ。また、今英語を担当している生徒全員にやらせている構文の日→英変換。

今は毎週日曜日に実施している模試も、うちの塾生たちは最後の北辰は受けさせずに、ある意味では本番のシュミレーションとして、わざわざ本番と同じ時間で想定して実施している。であるならばやってほしいことは本番もし同じ問題が出たら完璧といえるぐらいまで徹底的に復習しておくことだろう。昨年は学校選択の影響で、学力検査を受けるレベルの子であっても、学校選択レベルの問題を実施せざるをえなかった。ただ、その子は数学ができなかったことがそうとうに悔しかったのだろう。いつのまにか、数学だけで見ると北辰でトップレベルだったと大差ないぐらい素晴らしく伸びていた。男の子だったが、こういう形でも伸びるものだと実感した一例だった。



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by masa717h | 2018-01-11 12:46 | 指導メモ書き | Comments(0)
先週の土曜日で冬期講習が修了。中3受験生にインフルエンザが発症していまったりした関係もあり、振替授業がまたいくつか残っているが全体としては満足いく仕上がりだと思う。(インフルエンザが流行っています。塾関連や受験生関連の方々はくれぐれもご注意ください。)

学校選択問題の対策を見据えて英語の教材やカリキュラムを再編成したので、昨年とはまるでやっていることが違う。構文を一通り書けるようになったぐらいのタイミングで長文を扱うスタイルに変更したので、少しだけ英作文の経験をつませる時間がなかったのが反省点。昨日の模試では時間配分の点で英語を全て解き切った子はいなかった。これは今後の自分の課題として今後は英作文を練習させる時間を授業の中でとっていくことにしよう。

今の時期は私立の対策に追われる時期だが、私立の入試問題上手に活用させたい。例えば私立には英語なら必ず決まって発音・アクセントの問題を出してくる高校が多いのだが、ここで一度発音記号に触れておくことで、リスニングの得点が向上しやすい。大学受験でも言われることだが、発音記号やアクセント問題に強い子はリスニング問題にも強いといった相関が見られる。問題は学校の先生が見て見ぬフリをして誰もこの記号を教えてくれないこと。いつも生徒に尋ねると、このタイミングで発音記号を始めて知ったという生徒が大半。この辺り、学校の先生にもう少し改善してほしいところ。

国語も、文学史を尋ねてくる高校も多いので、これで社会との相互関連になって、しっかり学習しておけば、公立目当ての子は二重においしいところだろう。数学も学校選択の対策として複雑な計算問題、関数、図形の切断などは十分な高地トレーニングになると思う。学校の先生でも確約をもらっているなら私立の過去問は一切やらなくてもいいと仰るかたもおられるようだが、それはどうなのだろうなと思ってしまった。

こういった問題をただ私立の問題として片づけないで指導者にはそれを線の知識として公立の入試にどうつなげていくかを考えないといけない。特に学校選択を受験する生徒においては私立の入試問題を上手に活用しながら上手に総合力を高めていきたい。

他の都道府県に比べ、埼玉の県立入試は3月に実施されるため、1月に実査される私立中や2月の東京都などに比べれば比較的余裕がある。だから、残りの50日でもまだこれだけ上積みできる期間がある。昨日の模試もまだまだ発展途上の子がほとんどだった。10日しかない冬期講習での成果がそうすぐに出ることはない。ただし、学んだ点としての知識を線にして得点に結びつけていってもらいたい。

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by masa717h | 2018-01-08 15:03 | 指導メモ書き | Comments(0)
昨日で冬期講習の前半戦が終了。12月22日から24日の模試を挟んで休みなしの8連勤でした。ツイッターの塾の先生がこのことを今上映中の『鋼の連勤塾』に捩って、『鋼の連勤塾』と例えていましたけど、まさに自分もその通りで9時から22時までフル回転です。メインは中3生ですが、昨年と違った学校選択の対策(英語)に加え、ここに高校生の現代文の授業→予習→解説がほぼ毎日あって、はっきりいって仕事倍増でございます。自転車操業のような毎日でした(当然睡眠時間が削られていくわけだが朝9時から授業があって、7時には起きなければいけないので寝坊できない)。

1限から8限まで目いっぱい授業を入れるとさすがに疲れるので、お昼の3限目の授業だけは休憩時間として(といっても予習やることが多かったけど)それ以外はギッシリ授業を消化しました。この直前の時期に中学受験生の生徒がインフルエンザにかかってしまってということを除けば概ね満足いく仕上がりなようです。

ただ心配なのは以前、模試で極端に成績を下げてからネガティブ思考がなかなか拭いきれないSさん。学校の成績はかなり満足いく内申点だったようです。実技科目で稼いだそうです。ただし、24日から実施している模試については絶対に落としてほしくないようなところを落としているため、こちらとしては相当に頭が痛い。模試のような極限状況に追いつめられると、どうしても『無理』『できない』と早々にあきらめ、白紙解答を平気で作ってしまう自己不信が現れてしまう。

11月の終わりぐらいから、取り組んできた英語長文対策ですが、少しずつ成果は出ています。何度も取り組んでいくうちに、内容一致問題の正解率が格段に向上してきたのが講習に入って現れました。長文の内容について○か×かを判定するだけの問題ですが、間違えた場合はどこを根拠にして解答したのか理由を尋ねていくため、最初は適当に答えたとしても次第にリーズニング(正解にした根拠を考えること)ができてきました。教えている子たちも全体的に正答率が上がってきました。

ただし、英問英答のような形式になってしまうと、聞かれていること事態は単純なことであっても難しく考えすぎてしまうのが次の課題になっている。少なくとも、ここのところで部分点だけでも拾いにいく執念を見せてもらわないとね。英単語や熟語の進み具合もまだまだ。長文読解はあくまでもどう考え、解くのかを伝えていくスタイル。そこで与えられた道具をどのように次にいかすのかを考えてほしい。ここまでやってきた内容を軽く触れると、

設問を解く手順は?

下線部に冠詞のaやthe を見たとき、文の前後どちらを確認しなけばいけないのか。

文中にandを見たときにどのように処理しなけれないけないのか

前置詞byとwithはどのように使い分けるのか?

文のどこかに対比になっているところはないか

enjoyやfinish といった単語を見たら何を思い浮かべなければいけないか。

Letsの言い換えを4通り言い換えられるか?

…長文を読んで解説していくたびにこういったことをしつこいぐらいに何度も確認していく。


ここまで一緒に長文を解いてきた子については、違う問題でありながらも解き方は一緒と確認してきた。

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後は、授業のなかで扱った長文は必ず自分で和訳を作成して復習としてこれ以後の問題のときに、自分で解けるイメージをきちんと持ちながら、書き込んだページを見ながら音読してごらん。

復習とは次の予習のことだよ。
Sさんには、そんな風に伝えて、毎回この長文和訳はしっかりやってきているようだ。ただし、形式や不慣れな問題になるとすぐにできないと思いこんでしまう。このネガティブ消し行動をもう少し続けないといけないようだ。こういった子に限って何回かある直前の本番そっくりの模擬試験を『もっと実力をつけてから…』といって頑なに数字や数値を出すことを厭うように思う。

昨年はそれで手痛い失敗をしたので、今年は本番と同じ極限の緊張感を全ての回しっかり受験してもらうことで本番に強くなれるのだと思う。

とにかくこの子にとっては自己不信が最大の課題だ。しっかり勉強しているというのなら、火事場の馬鹿力を見せてほしい。そのリミッターを自分で外せることができたとき、きっと受験生としてでなく、間違いなく大きく成長できるはずだから。




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by masa717h | 2017-12-30 21:29 | 指導メモ書き | Comments(0)
冬期講習での出来事です。

中2の生徒が「明日の漢字テストのプリントをもう一度練習したいので、プリントを頂けますか?」とたずねてきたので、再度プリントを印刷して解答とセットで、渡してあげた。基本国語を解くスピードが遅い子は例外なく漢字が苦手な子が多いので、最近では小学生レベルからやらせるようにしている。Wさんも、学校の定期テストの漢字はまだ点数が…という子だったが、ようやく小学生レベルの漢字ならば練習して満点を積み重ねられるようになってきた。ちょっとずつ自信がついてきたようだ。

ただ…先日解答を渡した際に、「これって解答をそのまま覚えればよくないですか?」とどうも妙な誤解をしていたので、指導してあげた。日本語にはたいそうに同音異義語が多い。漢字テストには必ず文脈の使い方が乗っている。そこで、よく使われる漢字として、すぐ近くにホワイトボードがあったので、『鑑賞』と『干渉』の2つの字を書き質問してみた。
俺「この2つの意味はどう違うのか言ってごらん」
生徒「ええと、鑑賞は音楽とか聞くやつで、干渉はわかりません。」

…当然辞書を引かせて意味を確認させる。正しい例文が作れたら合格。もし、答えだけ覚えようなどと思ってしまったらこういうところに派生していかない。

ところで、解答といえば、原則自分の扱う教材については、解答を渡すことにしているのだが、なかには答えを渡したくないなと思ってしまう子がいる。それが答えに過度に答えに依存してしまう子。正直、今の時期は受験生は可能な限り力試しでなるべく答えを見ないで解いてもらいたいのだが、そこまで堪えきれないのか、すぐに解答に飛びついていしまう子がいる。当然、成績は下降気味。

英語の長文教材を渡すときに、この子だけは解答を渡すべきか迷ったのだが、同じ授業を受けている子が学校で同じ教材の復習をしているのを見かけたそうで、不平等だと感じられるのも何か嫌なので結局は答えを渡した。授業の中で演習の解答はその場で確認させるが、長文演習は全訳させて音読に取り組むサイクルを1つの流れにしているので、答えがないと不便な時もある。この答えの扱いや使い方について、指導者は気をつけなければならないと思った2つの事例だ。
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by masa717h | 2017-12-28 23:21 | 指導メモ書き | Comments(0)
金曜日から冬期講習が始まりました。夏休みに比べて冬休みは期間が短いので、短期間で結果を出さなければならないというのは入試とも共通しています。公立受験まで残り3か月となりましたが、なかな5教科が全てできる受験生などまずいません。この時期に全くの不得意科目があるというのなら、それはマネジメントができていない証拠ではあるけれでも、四の五の言っても始まらない。

指導する立場として、特に受験生はしっかり勉強しているので、直近の模試も参考にはなるだろうがあてにはしないようにしている。国語・社会なんかは講習でしかとらない子が大半なので、必ず少し苦手な分野はどこか訊くようにしている。説明文の内容一致問題だけがうまくいかない。昨日国語を担当した子はそんな子だった。もう既に、埼玉県の説明文の入試問題を解きつくしていて、春からしっかり受講し続けているのでこちらも扱うネタがなくなってきた(笑)。

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その日はたまたま高校1年生の現代文の入門授業をやることになっていたので、急きょそれをやることに…

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問題を読んでいく手順としても悪くないし、基本的な姿勢はしっかりとできている。公立の過去問の説明文は既に解き切っているので試しに立教大学の入試問題をやらせてみました。結果は…内容一致問題のみ間違えた1問ミス。解いていて思ったが、おそらく正しい選択しと間違えた選択しを分析する視点を持っていないのかな?という印象でした。

それでも、中学生が大学受験レベルの問題を1問ミスしただけなので、たいしたものだと思います。
基本的には、大学受験であろうと高校受験であろうと、アプローチの仕方は普遍ですからね。今年の受験生は意識が高い子が多いので、どうせならその先を見据えた指導をしたいと思います。


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by masa717h | 2017-12-24 10:34 | 指導メモ書き | Comments(0)
以前の記事に書いたOさん。この子は夏の途中ぐらいに入学してきて、夏前の北辰で偏差値がずいぶんとガタンと下がってしまったのだが、夏期講習がV字回復のきっかけになったようだ。もとより普段から勉強に対しての取り組みがうまく、単語テストを施すのもノートにきちんと定規で線を引き左側に英語、右側に日本語を書き、そのノートに折り目をつき、常にテストをできるようにまとめていたりとかして関心してしまった。学校の内申はもう一段上のレベルを狙ってもよい位なのだが、本人・親とも安定の現状維持をしたがっているように見える。以前書いたハカセ君のような事例がある以上、自分はその子が行きたいと思えるところにいってくれればよいので、過度に進路に関して口に出すことはしないことにしている。

夏期講習のみの講習生として英語を教えたのだが、こないだの北辰で偏差値70をとってきたのは驚いた。(英作文は少し触れてが長文の授業は一切やっていない。)学校選択が不安だからという理由で今前倒しで冬期講習を消化しているのだが、授業を週に一度取っているレギュラー生と比べて本当に授業を大切にしている姿勢が伺える。例えば、いつも毎回冒頭に小テストを実施する際にいつも(五分まで)準備できる時間を聞いているが、たいていの子たちは即答で五分欲しいです!と答えるのだが、彼女はいつもいりませんといい、いつもクールに満点かそれに近い点数をとる。逆に5分欲しい!と言ってくる子に限って満点は取れない。準備が不足しているからだ。実際、レギュラーの子たちも同じ教材を使って長文読解の演習をさせているが、たった4回の授業でいつのまにか彼女が長文を一番進んでいる子になってしまった。全12回の授業で長文を30個やっつけると宣言したので、1コマあたり3つ以上のペースで長文を処理していかないといけない計算だが、このペースなら間に合いそうだ。

それにしてもわずか5分の差がとてつもない差になっていくのだなと実感している。

たった12回しかない講習だが、とにかく1分1秒でも無駄な時間は使いたくないという貪欲さを感じる。英語で北辰70を取ってきた子など久しくいていなかったが、それだけの集中力で授業に取り組んでいるからこそ到達できたんだと思う。また、諸事情により理科・社会などの授業は取れないので、自学で進められる教材を何かもらえないか?とリクエストしてきたので、集団授業をまとめた教材を渡してあげた。しっかり反復して力をつけてほしい。これからこの子はまだまだ伸びる可能性を秘めている。指導者としてこの子の力を最大限引き出してあげられるよう頑張ろう。
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by masa717h | 2017-12-22 00:02 | 指導メモ書き | Comments(0)
先日、センター試験に代わる新しい試験を高校生に実施したそうです、その問題が公表されていたので専門である国語に目を通してみましたが、生徒会の規約をもとに正しく書かれている記号を選びなさいという問題…これどちらかというと社会とか小論文に近いような…。あとこれよく言われていることですが、採点本当にどうするんでしょうね。もし、これ塾の先生とかに採点を打診とかされようなものなら少なくとも自分は全力で断ります。

多分100万円もらえるとしても嫌だって言いきれる自信がある。
だって、仮にミスなくなしとげたとしても誰もほめてくれないし、逆に1つでもミスが見つかりようものなら激しい批判の嵐にさらされる憂き目にあわされるのが目に見えているから、一番困るのは間違いなく受験生。入試改革は大いに結構なことだけど、それは誰の為なのかしっかり考えてもらいたい。

さて、ずっと書いていなかった思考力・判断力・表現力の鍛え方の続きです。直前の社会を例にちょっと考えてみたいと思います。

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集団授業の最終回で解かせた平成14年の埼玉の入試問題。塾に通っている子以外では、こんなに古い問題をやる機会はおそらくないでしょう。黒潮に浮かぶ日本で最初の世遺産( X )島と書かれていて隣に主な世界遺産が書かれている日本地図がある。大問では、( X )島ではなく、( X )島の場所を聞いてくる辺りがよく作られている入試問題だと関心してしまう。この問題よく考えたら( X )に入る言葉がなんだかわからなくてもしっかり考えることができれば正解できてしまう問題なのである。去年もこの時期に全く同じ問題を受験生に解かせた。問題事態は西暦換算すると2002年なのだが、当時はゆとり教育の真っ最中で知識に関することが聞けなくなった分、もしかしたら質のよい良問が多くなっているのかもしれない。

この問題解けない子たちがついつい( X )島が何なのかを一生懸命考えこんでしまう。しかし、使うてがかりはそこではない。この問題一見目立たないがヒントになるのは黒潮なのである。ちなみに黒潮は今年使った一問一答の問題集のAランクにあたり、図表整理というページに黒潮はどの位置かというのか書かれているのである。要するにこの問題は基本的な知識だけで屋久島など知らなかったとしても正解できてしまうのだ。黒潮事態は知っていても、空欄の( X )に囚われてしまい、そこだけを見ようとするとなかなか正解できなくなってしまう。自分はこれを雑音と呼んでいる。つまり、知識それだけを単体で知っていたとしてもその知識を立体的に組み立てられないため、正解にたどりつけないのだ。

今年の社会は段階的な学習を心がけていたので、1学期、夏休みまでは一問一答を軸にひたすら暗記がテーマ、集団授業も覚えることが多い社会においてどうやって覚えるかという暗記の手法がメイン。で、この辺りからある程度できる奴からしたらあの先生、暗記しかやってくれないんじゃね?みたいなイメージが沸く。もちろん一問一答だけ(自分)でやるのとさして変わらないと思い2学期からの後期は授業を切る子が何人かいた。残念ながらそういう子は伸びない。独学でどれだけやってもせいぜい北辰の偏差値は60程度で留まるだろうと思っていた(実際にその通りだったが)。

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さらに指導者側の視点で面白いと思えるのが埼玉の平成12年度のこの問題。一人あたりの国民総生産、乳児死亡率、人口千人あたりの医師数を表したものと書かれており、意地悪なことに日本以外の国は①~⑤と表記されていて、その①~⑤は世界地図中に表記されている。アメリカ、ブラジルなどの主要な位置は分かるだろうが、ミャンマー、エチオピアなどの位置を知っている受験生はそうはいないだろう。そこで今度は目の前の現象を正直に見る目が必要になってくる。この問題国際社会の重要な問題を考えろと言っているので、まずはそこにマーカーを引かせ、国際社会の重要な問題って何だと思う?と発問してみる。そういって発問すると、案の定すぐに答えが返ってきた。南北問題…そうこの問題の手がかりは南北問題を説明すればそれでOKなのである。だから、実はこのグラフは単に先進国と発展途上国を2つのグループに分けたものにすぎないのだ。

この2つの入試問題に共通して言えるのは

分からないことがあっても正解には辿りつけるということである。
2学期はそういいたことに拘って、言ってみれば丁寧な頭の働かせ方、また解答するに至ってのプロセスなどを整理していった。分かりやすい授業だけで授業を組み立てようととすると、余計な雑音が入っている入試問題を選定しない先生がいるがそれでは生徒の力はつかない。ついつい指導者は自分の持っている知識に寄りかかってしまいがちだが、こういった直前の問題にはどこまで分からなくても正解できるのか。そういった視点を持ってあげることもまた大切だ。



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by masa717h | 2017-12-20 15:44 | 指導メモ書き | Comments(0)
第7回の北辰の結果が返却されました。今回の北辰は数学・理科の理系科目が難しいと感じていた生徒が多かったようで数学の正答率の度数分布をみると、大問2の時点で全体の正答率が20パーセントをきってる問題が6つもあり、平均自体はいつも通りなのですが、大問2を分からないとさっさとあきらめて他の取れるべき問題でしっかり点が取れたかどうかが勝負の分かれ目になったような印象を受けます直前のこの時期は、できる・できないの峻別をすることもとても大切な力です。以下、担当の文系科目に関しては箇条書きで。

執念の社会偏差値66

志望校の確約をもらうために追いつめられていたY君。定期テスト後から本腰入れて北辰対策で鍛えた結果、偏差値66を取ってきました。昨年の過去問を解かせた時点で偏差値70は無理でも、65に近い数値は取ってこれると予測していましたから、社会は期待した通りの結果を出してくれました。ただ、得意なはずの理系科目で振るわず、英語が難化したために目標には届きませんでした。ただ、高校に入学して部活をやりたい!という理由なので、部活体験などで、何とか自己推薦の資格はもらえたようです。これがもう1回分早かったらななどと思うのですが、まだまだ力不足ということを認識してもらわないといけません。

集団授業もう少しやってもよかった

社会の手段授業をやった子たちの平均偏差値を出してみたところ…
社会の偏差値平均59,7でした。
毎回算出していましたが、59,1→59,4→59,7でしから、まあおまけで小数点以下の四捨五入を認めてもらえば達成っちゃ達成なのですが、北辰を伸ばすということを目標にした場合12月北辰の直前までやったほうがよかったかな。後期の集団授業は全8回でしたが、来期の構想を考えた場合12月北辰の直前までやってあげたほうがいいのかな?…前回の北辰は問題が的中したこともあって、従来に比べ大幅に偏差値を伸ばした生徒が多かったのですが、今回の社会は公民分野の記述問題で苦戦していた感じを受けます。とはいえ、範囲がだんだんと広くなっていくこの北辰テストで成績を微弱ながらも順調に伸ばしていったわけですからそこは評価してあげたいと思います。ちなみに前回70近い偏差値を取ってきたOさん。解きなおしをしたら後10点は取れていたなんていっていましたし、T君はお腹の調子が悪くていつもの調子が出なかったとも言っていたので、万全な体調でテストに臨むっていうのも本当に大切なことですね。

英語を因数分解するという視点

前述のOさん。夏休みに講習を取ってくれましたが51個ある2,3行の短文を必要なら辞書を引いてもらい、和訳してもらう作業を授業で行い、それが終わってから今度は和訳した日本語を英語に直してもらう作業を復習の条件として出しました。と同時に、長文読解には一切触れず、夏休みには英単語・熟語の暗記を小テストとして出し続けていましたが、偏差値70を取ってきました(自己ベストです。)答案を見せてもらいましたが、英作文が満点でした。今回の英語は多少は学校選択を意識したのか、平均が38点でしたが、やることをしっかりやっていたから得点できたんだなという印象をうけます。某予備校の英語の先生がツイッターでこんなことをおっしゃっていて、それを見てなるほどと思いました。

〈英語を日本語にする〉だけの勉強では不十分です。その逆の〈日本語を英語にする〉特訓もすることで英語力は劇的に向上します。〈英語を日本語にする〉のは数学の「展開」、〈日本語を英語にする〉のは「因数分解」だと思えば、この両方をすること学力の伸長に重要だとわかりやすいかもしれません。

まさにその通りで、この因数分解のトレーニングを今レギュラーで扱っている子には出し続けています。数学が得意で英語が苦手っていう子にはこれそっくりそのまま英語を伸ばすっていうのをイメージしてもらえると思う。これがスラスラできるようになって始めて、文章読解につながっていくのだろう。去年はハカセ君のような真面目な子たちに、北辰の結果をイマイチ出すことができずに終わってしまった印象ですが、だいたいこれで英語の力を伸ばすには段階的に何をしていけばよいかがよく分かりました。来年の子たちへの指導の指針としたいと思います。

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by masa717h | 2017-12-18 11:17 | 指導メモ書き | Comments(0)