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野球好き塾講師のブログ

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TOEICの勉強や西武ライオンズの雑感とか

カテゴリ:指導メモ書き( 279 )

2学期以降、英語を担当している子の小テストは全員が日本語→英語の日英変換テストを行っている。一部だけ問題を列挙すると

(1)久美はいま、英語をとても上手に話すことができる。私たちも彼女のようにたくさん練習をしなければならない。(canを使って)

(2)外はとても暗くなりました。私は心細くかんじました。それで、私はホテルへ歩いて帰りました。

(3)私はきのう、通りでベティー(Betty)を見かけました。彼女は友達と歩いていました。楽しそうにおしゃべりをしていました。

…指定された範囲の中から、全部で10個問題を出している。2学期の一番最初にやったころの熟語の日→英変換よりも格段に難易度が高くなっている。これがスラスラ書けるようならいくら難しくなったとはいえ、学校選択の英作文も無難にこなせるだろう。

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材料として使っているのは、夏休みに長文を読みこなす橋渡しとしての構文読解。一定の基準を設け、一定の基準に達していなければ、範囲を広げて小テストを課すため、最初は10個くらいが範囲だが、不合格になると15個に増える。子供たちはブツブツ言いながらもしっかり取り組んでくれている。昨年は英熟語の文章を50個日→英変換だったのだが、複文に増えているのでこちらのほうが明らかに大変だ。51個と一見覚えられそうと錯覚させておいて、実際覚える文の量は100を超えている。ただ、これにしっかり取り組んでいる子はいろんなことに気づいてくれるのである。先日はある女の子からこんな質問を受けた。

生徒「先生(3)なんですけど、yesterdayみたいな副詞は、通常文末に来るって学校の先生に教えてもらいました。ただ、この文章はyesterdayが文末に来ていません。どっちが正しいのですか?」

俺「それは情報構造っていってね、英語ってふつう強調して伝えたいものを一番後ろに持ってくるの。だから、ベティに会ったのは昨日なのよ!って強調したければyestedayが後ろ。ベティに会った場所が通りなのよ!って強調したければon the streetって語句が後ろに来るの。どっちでも正解なんだけど、学校の先生がそういったのなら定期テストではyesterdayを後ろに持ってくるほうが無難だね。」

いきなり予期せぬ質問をされたので、ふと情報構造なんて言葉を口に出してしまったが、こういうことをしっかり理解しておくと、今後4文型→3文型への書き換えも自然と理解できるだろう。実際、この子は学校の先生の説明と自分が覚えた例文に違和感を感じて質問してくれたわけだが、俺の対応でこれで1つ発見をしてくれたわけである。2学期以降はこういう『観察力』を高めることに焦点を置いて授業をしているわけだから、俺の狙いと生徒の質問が一致してくれた瞬間だった。
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by masa717h | 2017-11-15 10:16 | 指導メモ書き | Comments(0)
北辰の直前となる先週土曜日に扱った問題が1題的中したようだ。まだ北辰の問題を実際に見ていないからよくわからないが今度確認することにしよう。ちなみにそのときに扱った問題がこれ
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土曜日の時点で、ほとんどの子が正解できていないかったので、対策していなかったら
誰だこのハゲー(爆)
ってなってたと思います。扱ったのは、平成26年度の過去問の第4回ですが、通常の北辰なら40~50点代で推移していながら、この回だけ平均点が28点と以上に低い。標準的な難易度であれば昨年の過去問は既に7,8割の正解率をとってこれるので難易度の高い問題にあえて取り組ませたのが功を奏したようです。正解は東条英機。英語の機械と漢字の確認までしっかりやっておいたので、対策授業に出ていた生徒は、他と差をつけられたことを実感できたんじゃないかな。日程の都合上、今週で最終回となっているが、12月の北辰のことも考えたらもう2回ぐらいやっておいてもよかったかな。この辺りは手探りなので、来季やる機会があればということにしよう。

前回、吉田松陰を写真見て答えさせるというのが差がつく問題だと判断して前々回と、前回で絵や写真問題を見させて解答させる問題を集めてきて、さらにあの子達は近現代が弱いというデータが出ているので、得点がそうとう低くなってしまうこの回をあえてやらせました。何せ、北部仏印進駐の目的として援蒋ルートの遮断を書かせる(大学受験生でもおそらく書ける子は少ない問題)とか、やたら点数を取るのが非常に難しいのですが、以前にもちょっと書きましたが、必然性と再現性という観点から見ると、的中しそうな問題の宝庫だったからです。満州国やフランス領インドシナの地図上の位置は、過去の北辰で何度が出ているし、盧溝橋事件~日ソ中立条約までの流れも抑えておきたいし、公民も学習しているので、国家総動員法が成立し、政党が大政翼賛会という形に吸収されていったのもなぜだかよくわかるだろう。間違いを防ぐという項目には、教科書をもう一度よく読んでおくと書いていた子も多かった。去年の過去問はあと1点以上得点できれば80点や90点の大台突破という子が多かっただけに、こういう的中は嬉しい

昨日、何人かが社会は対策授業でやった東条英機が出ました!と言ってくれたので、多少なりとも結果に影響はあるでしょう。
ただ1人言い間違えて
西城秀樹
って言ってたのは笑ったけど。若いのによく知ってるなあ、まあ、ギャグで間違えたりしてないよね。できたことにしておこう。
本番も対策で扱った入試問題が出るといいのだけど、でもこういう対策授業にしっかり参加する姿勢を示してくれたので、運も向いてくるというのはしっかり伝えてあげたい。


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by masa717h | 2017-11-07 13:24 | 指導メモ書き | Comments(0)
近隣中学校の定期テストが近づいてきました。だいたい、どの塾でもテストが近づいてくれば、定期テスト対策自習会などはやっておられるでしょう。うちの塾は、これまで各自で学校ワークを持ち寄って、オーナーが作成したワークの進捗表をもとに、勉強を進めてもらうスタイル。
まあ、そのとき質問がしやすいよう、予めたくさんの講師の先生を待機させておき、わからない問題があったら質問して解決しなさいというものでした。ただ、この勉強会改めて俯瞰してみると、毎回不思議なことが起こります。自習会の勉強会は形のうえ、午後14時~18時という形で設定されていました。ただ現象としていつも起きていたのは

ワークがさして進んでない子ほどさっさと帰ってしまい、目標が高い子だけは最後まで塾に残っている
逆だろフツー

毎回の結果から見ていて、オーナーもこのことに納得できていないご様子。つまり、ただワークを進めるだけの自習会になってしまい、成績中位~下位層ではそのやり方では効果が薄いとつっこまれました(もともとこのやり方は俺が打診した方法なので)。もともとは試験勉強には段階的なものであり、教科書暗記→ワークの実施(問題演習)→総点検の少なくともこの段階的なサイクルを繰り返しやる必要があるのだが、結果が著しくよくない子はこの3つの中で必ず何かにボトルネックがあるといっていい。たいていは、十分な演習時間を確保できず時間切れで本番を迎えるケースがほとんど。たいてい、振り返りの文章を書かせると、学校ワークをもっと早くからといって、自習会でやらせても結局最後まで終わらずじまいになってしまうという。←とりあえず、今ここな状態です。

企画書みたいなものを作成している状況ですが、改めて意欲のない子、普段から学習習慣が身についていない子には結構きつい自習会になりそう。他所の塾でも実施している方法ではあるが、
できるまで帰さない
塾というのは、一定数あるようですね。思いっきり、管理型塾の典型ですが、きちんとやるべきことをやっておかないと痛い目にあうというのをわからせて上げたほうがいいのかなと思う。ただ、これをやってしまうと

あそこの塾は、かなり厳しい塾よ

という噂が立ち込めそうだけど。ただ、学習意欲が低い子、自分で計画が立てられない子については、俺が企画した煽りをもろに食らうでしょう。できない子達をできるようにするというのは、。結果が出なかったから退塾という流れはよくあるパターンだが、あの塾の指導が厳しすぎて退塾というケースがもしかしたら出てくるかも。まあ、オーナーが俺が書いた提案をどこまで許容するかによって変わってくるけど
それだけ、正しい学習習慣を定着させるというのは難しいことなのだから




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by masa717h | 2017-11-06 13:25 | 指導メモ書き | Comments(0)
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好学出版さんの英語 長文問題の完成。学校選択対策の一環として、俺が今年から導入したものですが、これを取り組ませるのが、ちょうど学校で分詞が終わった今ぐらいの時期がベストと判断しました。夏休みに構文和訳の演習が既に終わり、「一文をしっかり正確に読む力がついてる」とこちらが判断した生徒には既に取り組ませています。俺自身、最近はこの英文を読みながら予習を進めていますが、重要な英語表現や、解法がしつこいぐらに出てくる辺りが流石塾用教材です。市販の問題集だと、ただ問題の寄席集めみたいにどうしてもなりがちなので。
今年の埼玉の英語に限っていえば、何が出るのか予測はできないため、色々な問題にあえてチャレンジさせてみようという判断で購入したのですが、これをしっかり教えることによって十分力はつくと思います。

最近、予習する際に意識するようになったことが、『必然性』と『再現性』という着眼点です。正直、30もの文章がだんだん長くなって出てくるので、冬期講習でもしかしたら終われないかもしれない子も出てくるかもしれませんが、そういう子に限って、解説が長くなってしまうには理由があるのです。当たり前だけど、入試には長文の同じ文章が出てくることなんて皆無に等しいでしょう。ただし、問題の解き方は同じものが出ます。だから、端的に言えば、頭の働かせ方を同じにできれば得点を取れる可能性が高まるので
生徒が無理なく解き方を真似できる解法を教えてあげる必要があるわけです。

長文の解法の1つに等位接続詞のandを手がかりに空所補充の問題を解くというのは、過去の模試や埼玉の入試にも通じる1つなのですが、意外にも生徒たちは、このandの持つ性質に気づいていない。
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A and Bは同じ形になるというのは、理解できているようですが、文法上も同類になるというのは、意外に多くの生徒が見落としがち。そこで例文を出してandが何をつないでいるかということを確認してみる。

1 He told me to make a calculation and give its answer after that.
and
give its anser after that.(原型同士をつないでいる)


2 He told me to make a calculation and give its answer after that.
and
gave its anser after that.(過去形同士をつないでいる)

空所補充の場合は、赤い部分のどちらかに穴が空いて答えさせる問題がほとんど。

等位接続詞があったら縦にして並べてみろというのは、昔英語の富田先生に教わった方法の1つですが、確かにこれならつないでいるものを気づきやすくる。これも再現性の1つでしょう。だから、答えだけ確認して終わりなら無難に終われるのでしょうが、解答の根拠が適当だったり、ただ何となくなんていっている子には、こういったことから説明する必要があるので走れメロスみたいな心境になります。これをしつこく確認できる文章や問題が乗っているこの教材、かなり良いです。1文はしっかり読めるのに、長文は…といった子の起爆剤になるかも。

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by masa717h | 2017-11-02 10:19 | 指導メモ書き | Comments(0)
中学受験を担当している生徒に夏以降ちょっとだけ変化だあった。お盆を空けたぐらいに「志望校はS1中学でいいの?」と尋ねたところ、「実はS2中学にいきたい!」と言い出した。これまで少し心配していたのが、近いからという理由だけでS1中学を志望校に決めていいのかと心配していたが、S2中学には演劇部があって、演劇部に入って活動したいというもの。こういう健全な理由なら後押ししてあげたいと思う。

もともとこの子の中学受験をやりたいと考えたきっかけは、某有名子役の難関私立中学合格というニュースだったというので、親から聞かされていた。それで、そのときに聞いていたのが、子役のオーディションも受けたりしていたとのこと。憧れは本田実結ちゃんだそうで、こういうのに疎い自分は知らなかったのだが、後で調べてみると『家政婦のミタ』でブレイクした子らしい。結構行動力があるなあと思ったのと同時に、夏期講習ぐらいから緊張感が緩和したのか、授業のなかでもよく笑うようになった。前までは、本当に反応が薄くて、きちんと理解できているのかすら、表情から読みとれなかったが、笑うようになっただけでも、授業のメリハリは効くようになった。

S1中学はここ最近特に進学に力を入れだしていて、付属の中学が出来たのもつい最近。中学から入るのならば、旧帝大クラスを目指せみたいな空気を全面に押し出しているので、小6からとスタートが遅かったこの子には難しい。下剋上受験みたいなパターンは、あれは例外中の例外。一方のS2中学は、昔から存在しているどちらかといえば、首都圏の有名中に入れなかった子達の確実な滑り止めみたいな中学として存在している。

どう考えても向いているのは後者の方かなと思うのだけれども、S1中もチャレンジするということになった。本当ならS2中だけに絞ったほうが合格はさせやすいとも思えるが…そこは本人の意思を尊重するしかない。この子は持病を抱えており、ここ最近変な天気だった影響もあり、塾もどちらかといえば欠席しがち。自身が担当している社会も、今まで3回ほど欠席されてしまったので、考えていたカリキュラムを削りに削って(削った単元については、冬期に復習としてやらせる)どうにか、今使っているテキストを1周できる段階にまで来た。11月後半からは、この2つの中学の過去問演習に入る。課題はまだまだ山積しているのだけれども、直前まで伸びると信じてやるしかない。
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by masa717h | 2017-10-30 10:31 | 指導メモ書き | Comments(0)
塾の講師をやっていると、毎年この子は成績を上げるのに時間がかかると思ったタイプの子がいる。兆候としては、わからない問題あるいは難度の高い問題に取り組ませたとき、すぐに「わからない」「できない」「無理」と考えることを放棄してしまう子。自身の経験では、圧倒的に女子に多い気がする。男の子はプライドがあるのか、すぐにはわからない、無理、できないと言うことは少ない。

これまでこういったタイプは何度も成績を上げるのに苦労した経験があり、大学生のアルバイト時代の頃からずっとこういったタイプの生徒を上げるにはどうしたらよいのか腐心した経験がある。今年の受験生にもやはりこういったタイプがいる。こういった子の指導はかなり難しい。なにせ、いきなり難問を与えても、まともに考えてくれないのだ。で、彼女らに共通して出てくるセリフ「できない」「無理」「わからない」の3点。思考は現実化するという言葉にある通り、何とか解説を終えてもその日のうちは理解できたとしても、結局後日同じ問題が習得出来ずといったパターンになる。こういうネガティブな思考を持っている子は今までの経験からかなり伸ばしづらい部類に入る。似たような子を指導していて苦労されている先生も多いのではないだろうか?

ところで、以前読んだ本のなかに、自己啓発の本ではあるがスランプ時期の行動方法としてどうすればいいかといったことが書いてあった。その本の中から内容を少し引用する。

営業マンをやっていた当時、私が得意としていた飛び込み営業から、はじめて経験する電話による営業(いわゆるテレアポ)をしてほしいと会社から言われたときのことです。正直、最初はまったく結果が出ませんでした。約2か月間は契約数0件、売り上げ0円で給料泥棒とも言われ悔しい思いをしました。「アウトソーシングの会社として大手企業のコールセンターや総務の設備管理を1手に引き受けます!」という営業だったのですが電話をかけても断られるという毎日でした。アポイントが取れて現場に向かっても、ただ名刺交換をして「仕事をもらえる気配がない」というさみしい結果です。あのときは「これでは本当にまずい!」と非常に焦っていたのを今でも覚えています。売り上げが全く上がらない状況に、会社もプレッシャーを与えてきて「退職」に追い込まれそうな状態でした。

このようなことで悩んでいた私は、休日の2日間にカフェや実家(家族に話を聞いてもらったり)に帰って、今後の仕事についての作戦を練ることを
えました。そして「私は、なぜこのような状態になっているのか?」「なぜ結果が出ていないのかと考えたのです。

・今まで得意としてきた飛び込み営業とは違って、結果が出ないということから楽しさを感じられない。
・仕事の達成感が生まれない
・その結果として、自身の営業パワーが落ち、担当者から、「気に入られない人」になっている(実際、そのときは電話をかければ「怒られる」ことも多くありました。

つまり私のスランプの原因は「仕事に充実感を持っていない」ということだったのです。それから私はある目標を作り、電話をかけるようにしました。それは「1日2件の訪問の約束を取る」ということです。しかし「訪問だけすればOK」という自分に甘い目標を立てました。これができたら営業はやめてしまって、営業の事務や自分の興味のある会社の情報を集めるという、心理的低い仕事をやろうと考えたのです。とにかく今まで飛び込み営業のときにやっていた目標の立て方である「会社の目標である契約を月に何件、売り上げ●●円を必ずやる!」とは決めず、「一日2件の訪問をする」ということだけにしました。このやり方を実行していくと、私は仕事が楽しくなっていきました。なぜなあ、「自分が考えたノルマを終えれば成功でありその日のアプローチは終了!」と考えられたからです。そして、小さな結果が出るようになると、目標達成の楽しさから1日2件を、1日3件、4件、5件と変えていきました。そうこうしているうちに、大手企業との受注が決まり、ビル1本立つぐらいの営業成果を持って帰ってくることができました。


スランプ時には、自分ができそうな「甘い目標」を立てることが重要です。

後日、知ったことですが、ある心理学者の法則を気づかないうちに私自身実行していたようでした。その心理学者の法則をご紹介しますので参考にしてみてください。

①目標はひとつだけにする
②数日じっくり考える
③以前立てた目標は避ける
④ごく普通の目標にする
⑤細かくポイントを設定し、ひとつずつクリアしていく
⑥自分にプレッシャーをかけ、サポートを得るために友人や家族に目標を話す
⑦定期的に「達成するとどう好ましくなるのか」を書き出し、利点を考えるようにする
⑧モチベーションと進歩の感覚を守るため、ひとつのステップをクリアしたら自分にご褒美を与える


なるほどねえ、既に実施済のものもいくつかありますが、目標を小分けに設定するってのはこういった子の指導は特に大切だと思う。難問を解く過程を分析していって、ひとつずつ小分けにしながらクリアさせて、気づいたら大きな山を登らせきれたことを実感することが大切なのだろう。そのためには、まずは小テストを工夫することからかな。


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by masa717h | 2017-10-27 23:53 | 指導メモ書き | Comments(0)
以前代ゼミの教育総研にて、高校の先生向けの指導スキル向上を目的としたセミナーに参加してきたときのことです。恩師でもある富田先生の授業を受講したのですが、そのときのセリフが印象的でした。知り合いに中学、高校の教員がいるのだけれども、彼らが言うセリフは、
中学校の先生「週3時間の授業では、英語に慣れるのが精一杯で、とても体系的にルールを教えている余裕はない。だからその先は高校でやってくれ…」と、一方で
高校の先生「基本的なルールは、中学校で終わっているはずだ、と。1年間でリーダーのテキストを終わらせるためには、いちいち細かいことまで時間説明してはとても時間がたりない…と」

要するに責任の擦り付け合いのような状態になってしまっている…と。じゃあ、結局どこでやるかといったら塾や予備校で…といった話になる。先日、5文型のことについての記事を書きましたが、今この5文型しっかり教えられない背景こういうところにあるんだろうなあと。公立の中学校でも、本当はしっかり教えたいのだろうけど、時間が足りないゆえ、この単元どうしても熟語という形で処理してしまうのでしょう。

実際、予備校でこの先生の授業を1年間受けていて、構文読解の授業を担当していたのだけれども、仕込みと称しておよそ2時間30分にわたって、5文型及び句と節の解説です。予備校の授業は1コマ90分なのだけれども、英語の読み方をイチからやろうぜ!といった形になる。他の授業は、1回目からテキストに入るのに、1コマまるまる仕込みの解説に使うもんだから、えっテキスト終わるのか?みたいな空気になるのだけれども、その仕込みが終わるとそこで授けた知識を使用しながら、バシバシ進めていくので、結果余って長文もやるぐらいの時間が余る。

ところで、今年の子たちは、理系的なセンスを持っていて、理科や数学が抜群に得意なのに、英語だけが苦手で…という子が結構多い気がする。高校に入ってからの英語は論理的思考の追及だから、この5文型しっかり教えることができたら、結構できるようになるんじゃないかなという子も多い。ただし、教える側がこの5文型をしっかり理解しておかないとただのパズル要素で終わってしまう。いろんな塾の先生がこの5文型の話はされているが、もし自分が今年の子たちにしっかり理解させることを想定したら、こんなことをやりたいと考えている。

① The man [ ]ed.
② The man [ ]ed angry.
③ The man [ ]ed a girl.
④ The man [ ]ed her a present.
⑤ The man [ ]ed her angry.

導入として穴の空いた例文を見せて、誰かこの文章1つでも訳せる人といった形で尋ねてみたい。多分、単語に穴が空いてるから訳せるわけねーだろみたいな顔をするはず。でも、この文章、①と③は無理でも、第2文型、第4文型、第5文型は、その型が表す趣旨が決まっていることが理解できていれば、②、④、⑤は訳せるのだ。方程式を解くような感じで少しずつ謎を解いていく形でやっていく。長文で未知語に出会ったときの推理や推測にもつながるし、英作文にもつながっていく。そうやって最後にそのからくりがわかったとき生徒はめちゃくちゃ嬉しいはずだ。



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by masa717h | 2017-10-26 11:23 | 指導メモ書き | Comments(0)
社会の集団授業の際に、毎回授業の後に振り返りの文章の項目として、何を間違えたのかと間違えた理由、間違いを防ぐためにはどうすればよいと思いますか?と答えさせる項目があるのだけれども、そこに決まって間違えた理由は知識がないから、どうすればいいかを尋ねると決まって知識を増やすと書く子が多いのが少し気になる。確かに社会にはある程度の知識は必要だと思うが、偏差値65を超えてきた辺りからは、知識よりもむしろ知恵を磨くべきなのだと思う。一応定義しておくと、知識とは誰もが知っているべきもので、知恵とは誰も知らないものである。だから、知っている知識を組み立てて知恵をひねり出すという意識を持ってほしい。今週は、公民の解説が進みすぎたので、北辰対策を進めるが、生徒には新傾向と称してこんな問題に取り組ませたいと考えている

次の文章を読んで、下の問に答えなさい

いま、日本にある自転車の台数は8000万台を超えていて、人口の半分以上の人が自転車を持っていることになる。だが、ヨーロッパの自転車先進国オランダでは、人口1570万に対して自転車の台数は1700万代もあるという。風車とチューリップで有名なオランダは、干拓によって海を陸地にした土地が国土の約4分の1を占める国だということを、僕は学校で学んだ。干拓で広がった国なら、たぶん坂道などは少ないのだろう。地形が自転車向きだから自転車が多いのかもしれない、と最初思った。でも、本によると、30年ほど前まではオランダも自動車道路をたくさん作ってきたという。ところが、1973年に原油の値段が急に上がった。この出来事の後、自転車専用道路を作り始め、今から約10年前には、本格的に自転車の利用を増やしてマイカーの利用を少なくする計画を実行に移したのだそうだ。

問:上の文章に関して、オランダやその隣の国のどいつで、自転車を交通手段として使うことを積極的に進めている拝啓には、環境についての厳しい見方があります。ドイツでは、森が酸性雨により失われかかっているという問題があるのですが、オランダではどのような問題が深刻になってきていますか。上の文章で得た知識に基づいて答えなさい。(麻生中学—一部改変)

かなり練られて作られた問題だと思う。もしかしたら正解する子は1人もいないかもしれない。それでも、この問題時間をたくさんとって生徒にうんと考えさせたやりたい。この問題、最後の上の文章で得た知識に基づいて答えなさいが心憎い。実際、知識がないとすぐに知らない→できないと諦めてしまう子は多い。ただ、それで諦めるよりかは、ダメ元でいいからありとあらゆることをやってみるんだよ!という話はしている。その代表的な考えが漢字を困ったら訓読みして考えてみようというもの。もう1つ生徒には観察力を上げる3つの条件をいつも言わせるようにしているので、この観察力を上げる3つの条件を言えるようになった子は多い(全員とは言わないが…)

①答ではなく手がかりを探す
②他の何かを持ってきて比べる
③目の前の現象を正直に見る

この視点を持ってもう一度問題文を分析していくと
いま、日本にある自転車の台数は8000万台を超えていて、人口の半分以上の人が自転車を持っていることになる。だが、ヨーロッパの自転車先進国オランダでは、人口1570万に対して自転車の台数は1700万代もあるという。風車とチューリップで有名なオランダは、③干拓によって海を陸地にした土地が国土の約4分の1を占める国だということを、僕は学校で学んだ。干拓で広がった国なら、たぶん坂道などは少ないのだろう。地形が自転車向きだから自転車が多いのかもしれない、と最初思った。でも、本によると、30年ほど前まではオランダも自動車道路をたくさん作ってきたという。ところが、1973年に原油の値段が急に上がった。この出来事の後、自転車専用道路を作り始め、今から約10年前には、本格的に自転車の利用を増やしてマイカーの利用を少なくする計画を実行に移したのだそうだ。

問:上の文章に関して、オランダやその隣の国のどいつで、自転車を交通手段として使うことを積極的に進めている拝啓には、①環境についての厳しい見方があります。②ドイツでは、森が酸性雨により失われかかっているという問題があるのですが、オランダではどのような問題が深刻になってきていますか。上の文章で得た知識に基づいて答えなさい。(麻生中学—一部改変)

手がかりが環境問題ということと、ドイツと比べるという点まではおそらく多くの子は気づくだろう。問題は③のところ。環境問題として生徒が知っている知識として地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨などが挙げられるが、ドイツでは酸性雨となっているので、酸性雨ではないことは確か。③の文章から「海抜が低い」ということを読みとらないといけない。そうすると、海抜が低い→地球温暖化→海面上昇につながる。だから正解は、「低地帯の多いオランダでは、温暖化による海面上昇の影響が大きいこと」とでも書けばよい。

これ、オランダの知識など一切必要なく、またこの問題本文の中に一度も「低」という漢字が出てこないことが難易度を押し上げている。それをしなかったことに出題者の意図を感じる。ここまで分析できる子はいないだろうからこれは解説のしがいがある問題ともいえる。こういった問題でうんと考えさせることが、思考力・判断力・表現力を鍛えることにつながっていくのだと思う。(続く)



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by masa717h | 2017-10-24 09:43 | 指導メモ書き | Comments(0)
先日、学校選択を見据えてのことだが、夏休みに中3のカリキュラムは1通り終わったため、平成27、28年度の2年分を実施した。その結果を見たうえで、今後の数学の進め方を決めるとしていたが、個人的に今年難化するのは英語だろうと思っている。県教育センターが出したコメントによれば、ざっくり言うと昨年度は難しすぎた。今年は出題の仕方を工夫するとしているので、各塾対策が進むので、今年は昨年に比べれば軒並み平均点は上昇するだろう。

…問題は英語だ。昨年のデータの開示を見てたが、ボーダーラインの壊滅的な点数のボーダーの子はほとんどいなくなっている。おそらくリスニングはみんな満点とかそんな感じだったのではないか。私立のように、県立の入試問題には文部科学指導要領の領域は超えてはいけないというルールがあるので、これを超えて難しくさせることはできない。そこで考えられる難化のさせ方として

①リスニングをもっと速いスピードで流す

②長文をもっと長くする(又は従来の穴埋め要約を復活させる)

③英作文のテーマを抽象化する(答えが書きづらいテーマを出してくる)

このうちどれかを踏襲してくるだろう。個人的には②が危ない。何せ配点が高いところでもあるので昨年よりもここをいじってくる可能性が十分にある。

ところで、解説を俺がやるとしたら、どう考えても長文に行く前にやっておきたいのが5文型の解説なのである。今、5文型は公立の中学校でやっていなくはないのだが、どう考えても熟語と処理としてごまかしている感じが強い。第1文型から第5文型まで十分に解説する時間がないのだろう。比較的進度の速い子については、大学生の講師でも大事さがわかっていて触れるのだけれども、たいていの生徒は学校の授業に上書きされてしまうので、5文型は指導するタイミングが非常に難しい単元ともいえる。なので、間接疑問文、関係代名詞を終えた、このタイミングでやるのが最もベストだと思われる。そしてやるなら、これはレベルの高い、低い生徒に関わらずどうしてもやらせておきたい単元なので、多分かなり時間をとってやりたい。そのための指導案をいま画策しているところ。(この話続きます。)



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by masa717h | 2017-10-23 15:30 | 指導メモ書き | Comments(0)
ずっと放置していたこれの続き。前回は思考力・判断力・表現力の力をつける前にその前提として当たり前だけど、知識力をつけるという内容を書いたように思う。基本、塾の指導方針としてもまず最初に覚えるっていうことだと思います。で。差がつくのはその後…夏休みぐらいを目途に覚えるべきことをしっかり覚えたらどうするか…まあ、これについては各教科特質があるでしょうし、自分自身も明確な答えを持っているわけではありません。あくまでも、自分のなかで考察したメモ的なものとして読んでいただければ幸いです。

ところで先日、以前紹介した超優秀学生講師として紹介したN先生が無事に就職活動を終えたので、そのお祝いも兼ねてスタッフと一緒に飲みに言ったときのことです。N先生は一般職から内定をもらったそうですが、教育に関心がある彼は自分自身のなかでのチャレンジも兼ねて、首都圏の大手塾の社員にも応募してみたんだとか、結果的に最終選考まで残ったそうですが、最後の最後で採用に至らなかったそうです。二次、三次とほとんどが模擬授業の実施だったそうですが、そのとき指摘されたのが発問について、発問して間髪入れず生徒を指名するのではなく、発問し間を置いて生徒を指名するようにとアドバイスされたそうです。なるほどなあと思いました。発問→間髪入れずの指名になると、指名された子が考えなくなってしまう、発問をして十分な間を置いてから生徒を指名する。そうすると、指名されるかもしれない緊張感で、生徒が全員きちんと考えるようになるということです。これが集団授業の『間』って言われる力のことですね。かくいう自分もそれができていたかとなると、うーんってなってしまう。決してただ板書を移すだけの授業にはなっていないとは思うが、これは意外と見落としがちな点かもしれない。自分の授業においてももう少し工夫する余地がありそうだ。

個別指導の講師を研修する立場からいっても、昨今何といっても映像授業が主流になっているため、模擬授業をさせると発問もなしに終わってしまう若い講師の子がよくいる。彼らの授業のお手本は、映像授業なので、ただ単に流れていく映像のイメージを実現させてそれで終わりとなってしまっていることが多い。

塾ではよく言われることだが、応用問題を解く際に必要なのは、原理や原則をしっかりと理解している子であろう。えてして当たり前のことほど教えるのは難しいものである。これが如実に現れる筆頭科目は数学かな。ただ、自分は数学の専門家ではないため、少し本の力を借りることにします。最近読んだ本のなかで、面白かったなと思う部分を引用します。なお、内容は交換の法則ですが、これを六年生に教えに言った先生の話です。

六年生の学級に補教に行った時のことである。算数の授業であった。教科書を見ると、交換の法則が出ていた。子供たちに聞くと、全員「わかります」と言う。
a+b=b+a a×b=b×a
が説明してあった。これを覚えさすだけなら三十秒もあればできる。しかし、それでは算数の授業とは言えない。内容を理解することと、覚えることは別だからである。(中略)そして次の4問を出した
①4÷2=
②4m÷2=
③4÷2m=
④4m÷2m=

全問正解は一人もいなかった。特に②や④を「できません」と答えている子が目立った。本当にできないのは③だけである。②も④も四年生ですでに習っているはずのことであったが、正解は5名であった。(中略)続いて次の問題を出した
⑤4×2=
⑥4m×2=
⑦4×2m=
⑧4m×2m=

今度は⑤も⑥も正解が多かった。しかし、⑦と⑧は正解は一人もいなかった。全員「できない」「わかりません」と答えていたのである。⑧は8㎡になるのである。
「みんなは面積の出し方を習わなかったかい?」と聞くと、「あっ!そうか」とおどろいたような声をあげていた。
「⑦はできるのです。なぜならかけ算では交換の法則が成り立つからです。4×2m=2m×4とすることができるからです」と説明すると、今度
もびっくりしていた。「君たちは交換の法則を習ったとき、『なんだ、簡単だ』と思ったでしょ。算数の原理はどれも簡単なのです。しかし、それを理解し、使いこなせるのは大変なことなのです。どれほど、簡単に思えることでもしっかり勉強してください」

中学生でも、この内容しっかり理解できている子は多くないんじゃないかな。今年の学校選択問題は、数学の難問ばかりかピックアップされましたが、一番本質的なのは、こういった考え方がしっかりできるかということなんじゃないかと思います。(続く)

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by masa717h | 2017-10-20 10:33 | 指導メモ書き | Comments(0)