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野球好き塾講師のブログ

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TOEICの勉強や西武ライオンズの雑感とか

カテゴリ:読んだ本、参考書など( 6 )

最近、僕の周りで何かと『下克上受験』のことを話題にされている方が多く(少なくともブログの記事にされていた方が四名いました。)、おおこれがドラマ効果ってやつか…確かに原作は読んだことあるけれど、こういうので何かますます刺激を受けた家庭が中学受験とかにチャレンジするのかなあなどと思います。…まあ、ドラマの時間帯は仕事してて見れないので、ツタヤで借りれる時期が来たら、のんびり見てみようと思います。

原作は読みましたが、指導者の視点として見てもたいへん勉強になることがあります(特に国語)。大学受験にはたくさんの参考書が出回っていますが、その中で、たくさんのレベルの方に合わせてたいへん著書を出版されまくっていて、どこが入り口がわからなくなっている先生の教え方が好きではありません。現役のときにその参考書で勉強したことがあるが全く伸びなかった記憶がある。(誰のことかは察してください。)

ちなみに僕が教えるまで現代文の成績が一向に伸びる気配がなかったTさんも僕が教えるまでその著者の本で勉強していたとのことでした。ちなみにその著者は小学生向けの著書も出版されているのですが、下克上受験のくだりにこんなことが書いてあります。

私たちは理論編をじっくり読み、国語学習の扉を開けた。国語の文章には説明文、物語文、随筆という3つのジャンルがあることを知った。そして、その解き方にはいくつかのルールがあることも知った。受験勉強を初めてからまだそれほど多くのテキストに取り組んだわけではないが
どのテキストも著者が賢すぎると思う。なるべくやさしく解説しているつもりなのだろうが、その基準が高すぎるのだ。著者の当たり前は、読者である私の当たり前ではないことが多すぎるのだ。
例えばこの国語のテキストの場合、解説に‹本文ℓ36「言えるだろう、と」があるので、その直前までが答え。›という記載がある。この「ℓ36」は著者にとって常識なのだろう。また大卒の親にとっても常識なのだろう、しかし、中しょつの私の場合はどこにもこの説明が書いていないために延々と悩み、時間ばかりが過ぎていく。「三六行目」と一度だけでも注意書きをしてくれるだけでずいぶん楽になるのだが、そういう親がいることはまったく想定外なのだろう、
すべての参考書。問題集に共通することだが、著者の常識のレベルが高すぎるのだ。
もともとの力が高校受験レベルだったために、大学受験レベルの標準問題に躓き、何度も間違えてしまっていたというTさんが伸び悩んだ原因がよくわかります。もともと読解力レベルの高い子が確認のために使うのならよいかもしれないけど、そうでない場合はこの参考書は避けたほうが良いということなんでしょう。

さて、僕のなかで下克上受験がドラマ化されたならこの話もドラマ化してほしいという本が森絵都さんが書いた『みかづき』という本です。たいへん興味深い内容で、とても面白く400数ページあるお話ですが、一日で一気に読み終えることができました。

親子3代にわたっての『塾』にまつわるお話なので、塾教育に携わっている方は是非読んでもらいたいと思います。仮にドラマ化するとしたら、完全に朝ドラだろうなーとは思うけど。昭和から平成まで、時代に合わせて『塾』とは文部科学省の方針と裏腹にどんな変化をしてきたかということが書いてあります。教師を目指している先生には、研修の材料として読ませたいぐらいのレベルの本です。

主人公の吾郎は、もともと用務員室の守り神と言われ、勉強がわからない子の補佐役でした。そこに目をつけてやってきたのが、千明という謎の女性。自分の娘を刺客として送り込み、吾郎塾を始めないかと誘われたのが事の始まり。昭和30年代後半から立ち上げた塾の規模はどんどん拡大していき、できない子の視点でモノをとらえていた吾郎と、できる子の視点でモノをとらえていた千明に決定的な亀裂が生じ始める…
塾という視点でこの物語は親子3代にわたって語られているのですが、塾の先生はこれを反面教師としてとらえなければいけないなーと思える箇所がたくさんあります。

勉強の苦手な子たちが、何かをきっかけに勉強が得意になっていくと、その集団や環境において、何かの起爆剤となり劇的な化学変化が起こる作用が非常に大きいのです。大手塾の一部は、この話や千明のように出来る子だけに焦点を当てて伸ばしていく塾が見受けられますが、元来塾が目指さなければいけないポジションは吾郎のように、お預かりした『生徒全員』を伸ばすことでしょう。生半可な難易度ではありませんが、やはりこういう意識がなければ壮大な目標は達成できない。でも、それを達成しようと考えるとどうしても行きつくのは勉強がもともと得意ではなかった子や苦手な子です。こういう子ができるようになっていくと、不思議とクラスや全体が伸びていくのですよね。

ゆとり教育や、公立中学に絶対評価が導入されたころの観点というのも多少歪んだ視点でとらえられているのも面白い。そりゃ、私立志向になるものこの本を読んでいるとある意味では当たり前なのかなーと思ってしまう。

石原都知事がやったみたいに、他の地域も学区選択制にすればいいいのにね。僕の中学校はかつて『所沢の学習院』とまで呼ばれ、県立の最難関の川越、川女、有名私立に進学していった子たちさがたくさんいた学年だった。(相対評価のおかげでよい成績をとるのにものすごく苦労した)今になって思い返してみれば、それだけ指導した先生方が優秀だったのだろう。

久々に読み応えのある面白い小説でした。興味の湧いた方は是非手に取って読んでみてくだい。

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by masa717h | 2017-01-23 09:54 | 読んだ本、参考書など | Comments(0)
久々に1冊本を読んだ。

先日、今担当している生徒に『チルドレン』を読ませているので、もし生徒が続きがき気になるとか言ってきたらというのもあるが、久々に井坂作品を読んだ気がする。

『チルドレン』には、陣内という強烈なあくの強いキャラクターが登場し、短編小説の5つの物語にはそれぞれの人物が回想のように語っていくという話なのだがすべて彼の行動が組み込まれている。教えている生徒もギャングの展開ですっかりこの登場人物に魅了されてしまった。次の授業で、ずっと続きが気になったといい、次もやりたいなどという発言。俺からすれば、活字にまるで興味がなかった子が読書をするというだけでも十分目的を果たしたのだけれど、この手ごたえだともし読み終わったら、何か続きを用意しておかないといけないも…と思わせたぐらい。

『サブマリン』というタイトルから、どうしてもアンダースローの投手を連想してしまうのだが、一部で野球の件は出てきたものの、アンダースローとまではいかなかった。チルドレンの月日から12年たっているが、陣内さんは相変わらずという印象。冒頭の武藤との掛け合いが面白い。

小説を読むことは、俺が実験的に試している状況なので、今後はどうしようかも含めていろいろ検討してみたい。ただ、続きをやりたいのなら学校のワークを3回しっかりやっておきなさいという指示を出すと、絶対にやります!と宣言したからなあ(笑)。モチベーションのコントロールも含め今後も行っていくことにしよう。

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by masa717h | 2016-06-29 13:00 | 読んだ本、参考書など | Comments(0)
ブックオフなんかを何店か当たってみると、おっと思えるような掘り出し物をみかけることがある。ここで、即断できないと次に行ったときには、なくなっていたりするから不思議だ。

山崎 亘さんという方が書かれた高校入試突破『計算力トレーニング』という本がなかなかよい。こんな、計算方法があるのかとばかりに、いかに速く計算できるかというメッセージがこの本には溢れている。今度研修の際に用いて、この本の手法を使わないで理系の先生と、この本の手法を用いて計算した文系の先生と、どちらが計算が速く解くことができるのか、実験としてやってみたい。おそらく、文系講師のほうが圧勝してしまうのではないか。それぐらい、この本には、使える要素がつまっている。

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by masa717h | 2016-06-28 14:07 | 読んだ本、参考書など | Comments(0)
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中学生や、受験生に国語を教えていて思うのは、

圧倒的なまでに語彙を知らないこと

…特に、顕著なのが、慣用句、ことわざ、故事成語で、だいたいの言葉を知らないと答える。嘆いても仕方ないので、対策として用意しのがこの本です。小学生でもよくわかるように絵を添えて解説してあり、また五味太郎さんの絵、アジがあって印象に残ります。
子供のころ、五味太郎さんの本が大好きで、自分はこういう言葉の知識を問う問題は苦にはしなかったんだが。…効果のほどは、まだ目に見えていないが、今年はいま国語履修している子達には、この本を読んでくることを自習課題として出したいと思う。

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by masa717h | 2016-06-19 07:53 | 読んだ本、参考書など | Comments(0)
『くもんの中学英文法』
おすすめ度 ★★★★★

俺が大学1年生だったころに、これから塾の講師になり、本格的に中学生を教えていくうえで、何かベースになるものがほしいと購入したのがこの本。文法単元が1ページ。豊富な例文とともに解説がなされていて、昨日、今日塾講師を始めたとしても、この本に書かれていることを予習して、はっきりいってその通りの内容を解説しただけで、どんな講師でも素晴らしい講師になれてしまう良書だと思う。

大学受験生であっても、中学英語を振り返るためのものとして、よく名前が挙がっている。講師がこれを扱うなら、いかに単元や例文をつないでいくかというのを考えるのがセンスなんだろうと思う。公立の中学生は、少し難しい語彙も混ざっているので、辞書を引かせたり、あるいは単語の意味を推測させたりするいい訓練になる。

今でも、時折、中学英語の単元を研究したりするときに、使うこともある。10年前から使っていたものなので、ボロボロなのだが。
中学生への英語の授業を構成するベースとなった参考書。書店で今でも売られているのだから、沢山の人に読み継がれていってるんだと思う。
社会人のやり直し英語にも最適のように感じる。



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by masa717h | 2016-05-21 09:44 | 読んだ本、参考書など | Comments(0)
山口で指導されているみかみ先生という方が出版された本。社会人で働きながら大学受験を突破し、大学院まで進学し、さらに新規の塾を立ち上げ、生徒はたった2人という状況から2年で600人を超えるというすさまじい経歴の持ち主。俺のイメージで書くなら化学と経営の専門家といった感じだ。記載されているブログに、俺が学生の頃に学んだ経営学や、経営戦略の話が誰にでも分かりやすいように書かれている。化学以外の参考書を発行されていたので、少し気になったので、先日アマゾンで発注した。一気に全部読み終えてしまった。受験生に特に読んでもらいたい本。最近塾に新たに入った若い講師の先生にも読んでほしい。まあ、でも9月くらいだな。紹介するとしたら。エッセイのような作りなので、その中からほんの一部引用する。

第6の教科
第6の教科とは何なのか?それは5教科の元になる教科である。とにかく5教科ができるようになるためにどうすればいいのか?ここである。ズバリ言う。「モチベーション」である。

モチベーションが低いと勉強できない。
「来年海外旅行に行くかもしれないから、英検の勉強しよう。」
そんなこと言われて、勉強がどんどんできるつわものを僕は知らない。
「今日中に単語を300個覚えないと、明日家族が死ぬ。」
これなら、勉強が苦も無くできるはずだ。むしろ、もっと勉強時間がほしいと思うはずだ。っていうか一刻も早く覚えたいくらいだ。例えば、僕がサッカー選手だったとする。ある日、道を歩いていて犬にかまれて、骨が折れた。…大騒ぎだ。すぐに救急車だ。叫びまくる。ところが試合中に骨折した。大事な試合である。僕が点をとらないといけない場面である。…なるべく骨折を気づかれないようにしてプレーするだろう。その時は痛くないのである。

このように、モチベーションを上手に高めることは、すべての教科に通じるはずである。(中略)

したがって、モチベーション攻略は成績アップにきわめて重要な考え方なのである

勝ちたかったら、まずモチベーションを強化しよう。それがぜったい早道だ。

…経営学をきちんと勉強していれば、必ず行きつく思想。俺の初見の授業の生徒がほとんど雑談で終わるのは、その1時間をなるべくモチベーションを上げてほしいという思いからだ。…若い塾の先生への指導のヒントになりそうなことが沢山かいてあった。






以前に1万時間の法則と題して、この動画を見せるなんてことも書いた。世の中には、物事に1万時間もかける人間は極めて少ない。でもそれぐらいの時間をかけたなら、プロと呼ばれるような人たちと対等に渡り合うことだってできるのだ。

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by masa717h | 2016-04-20 09:01 | 読んだ本、参考書など | Comments(0)