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野球好き塾講師のブログ

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TOEICの勉強や西武ライオンズの雑感とか

昨日から高校受験生の社会の集団授業を開始した。個別指導では、おそらく社会は一人でもできると一番軽視されがちな科目ではないだろうか。もちろん、中にはそれで成績を上げることもできる子もいるが、独学でやる危険性は、誤った勉強法を実施し、成績が上がらずモチベーションが低下させていくことである。ちなみに、社会で言うのであれば、年中一問一答と、問題演習だけをやってしまうような子。こういう子の成績が上がる可能性は低い。

昨日は、オリエンテーションとしてそんなことを伝えた。まだ、初回授業ということもあって、若干皆緊張気味。そこで、入試問題を分析するときに、以前に少し書いたが、問題とは手がかり+雑音でできているという話をして、ウオームアップとしてこんな問題を出した。

※(このブログで再現するのは難しいが)俺が高校生の頃に流行った怪しいクイズの中にこんな問題があったのね。ただ、この当時のクイズは、ほとんどナンセンスクイズと言っていい類のもので、内容的には実にくだらないんだ。では問題を言うよ、よく聞いてね。

問題
新大阪を出た新幹線は、東京に向かうか、博多に向かうか。

正解は「東京へ向かう」だよ。何でかわかった?

え?何でかわからないって?じゃあ、もう一度→※に戻る。以下、繰り替えし。さて、このブログの読者は正解できたでしょうか?
以下に正解を示そう。




















※以下の部分で、俺はこう言っている。「…ナンセンスクイズと言っていい類のもので、内容的には実にくだらないんだ。とそう、この部分を何度も繰り返し言っているのだ。「下らない」と。下りでなければ、当然「上り」。新大阪から見れ東京方向、というわけだ。何度も、問の部分をもう一度お願いしますと言われたが、種証しをすると納得の歓声が上がる。

実はこの問題と入試問題って、実はそう大差はないんだ、さっき解いてもらった、多くの子が全問正解できた3海洋と6大陸は雑音がない状態。さっきの問題に雑音を入れてみようか。以下、次のような板書を示す

三大洋のうち、アメリカ、カナダ、ロシア、日本の4か国が共通して面している海洋名を答えなさい。(H21・埼玉)

ブラジルがある大陸の名称を書きなさい(H22・埼玉)

三大洋のいずれの海洋に面する大陸を書きなさい(H24・埼玉)

さっきの、問題できた人。これでも正解できる自信はある?入試問題って、こうやって雑音を混ぜて作られているんだよ。(続く)

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# by masa717h | 2017-05-21 10:14 | 指導メモ書き | Comments(0)
今年度は、担当する生徒の国語の先生が頻繁に代わっている。今年はS中の中3と、M中の中2。で、もうすぐS中の中間テストが近いので、教え子の子がテストに関する情報として

国語の教科書だけでは実力がつかないから初見の読解問題を出すよ。という話を聞いて、そこで、何だか赤で強調したことが妙に気になってしまった。というのも先日、学年トップを目指すSさんとの授業で小説を一緒にやった、ネットの中に落ちていた『アイスプラネット』の問題から引用させてもらう

翌日、学校に行く途中で、同じクラスの吉井と今村に会った。①初めはどうしようかと思ったけど、馬も飲んでしまうでっかいアナコンダや、三メートルもあるナマズの話はおもしろかったし、氷の惑星の話も、本当だったらきれいだろうなと思ったから、②つい吉井や今村にその話をしてしまった。二人は僕の話が終わると顔を見合わせて、「ありえねえ。」「証拠見せろよ。」と言った。「そんなほら話、小学生でも信じないぞ。」そう言われればそうだ。だから、部活が終わって大急ぎで家に帰ると、僕は真っ先にぐうちゃんの部屋に行って、「昨日の話、本当なら証拠の写真を見せろよ。」と A無愛想に言った。ぐうちゃんは少し考えるしぐさをして、「そうだなあ。」と言って、目をパチパチさせている。
③「これまで撮ってきた写真をそろそろちゃんと整理して紙焼きにしないと、と思っているんだ。そうしたらいろいろ見せてあげるよ。
 むっとした。そんな言い逃れをするぐうちゃんは好きではない。なんかぐうちゃんに僕の人生が全面的にからかわれた感じだ。吉井や今村に話をした分だけ損をした。いや失敗した。 ④僕までほら吹きになってしまったのだ
 それから夏休みになってすぐ、ぐうちゃんはいつもより少し長い仕事に出た。関東地方の各地の川の測量をするということだった。僕は人生を全面的にからかわれて以来、あまりぐうちゃんの部屋に行かなくなっていたから、気にも留めなかった。
 夏休みも終わり近く、いつものように週末に帰ってきた父と母が話しているのが、風呂場にいる僕の耳にも入ってきた。
「僕たちは、都市のビルの中にいるからなかなか気がつかないけど、由起夫君は若いころに世界のあちこちへ行っていたから、日本の中にいたら気がつかないことがいっぱい見えているんだろうね。なんだかうらやましいような気がするな。」
 母は、珍しくビールでも飲んだらしく、いつもよりもっと強烈に 雄弁になっている。
「あなたは何をのんきなことを言っているの。由起夫が、いつまでもああやって 気ままな 暮らしをしているのを見ていると、悠太に悪い影響が出ないか心配でしかたがないのよ。例えば極端な話、大人になっても毎日働かなくてもいいんだ、なんて思って勉強の意欲をなくしていったとしたら、どう責任取ってくれるのかしら。」
 父が何かを答えているようだったが、はっきりとは聞こえなかった。ただ、僕のことでぐうちゃんが責められるのは少し違う気がする。そう思うと、電気の消えたぐうちゃんの部屋が急に寂しく感じられてきた。
 

それから、ぐうちゃんがまた僕の家に帰ってきたのは、九月の新学期が始まってしばらくしたころだった。顔と手足が真っ黒になっていて、パンツ一つになると、どうしても笑いたくなって困った。

 残暑が厳しい日だった。久しぶりにぐうちゃんのほら話を聞きたいと思った。またからかわれてもいい。暑いから、今度は寒い国の話が聞きたい感じだ。

 ところが、ぐうちゃんの話は、でっかい動物のでも、暑い国のでも、寒い国の話でもなかった。

「旅費がたまったから、これからまた外国をふらふらしてくるよ。」

 ぐうちゃんは突然そう言った。「でもまあもう少し。」にはこんな意味があったのか。ぐうちゃんはいつもと変わらずに話を続けている。それなのに、ぐうちゃんの声はどんどん遠くなっていく。気がつくと、僕はぶっきらぼうに言っていた。

「勝手に行けばいいじゃないか。」

 ぐうちゃんは、そのとき ⑥ちょっと驚いた表情をした。何かを話しかけようとするぐうちゃんを残して僕は部屋を出た。

 それ以来、僕は二度とぐうちゃんの部屋には行かなかった。母は、そんな僕たちに、あきれたり慌てたりしていたけれど、父はなにも言わなかった。

 十月の初めに、ぐうちゃんは小さな旅じたくをして「Dいそうろう」を卒業してしまった。

 出発の日、僕は、なんて言っていいのかわからないままぐうちゃんの前に立っていた。ぐうちゃんは僕に近づき、あの表情で笑った。そして、なにも言わずに僕の手を握りしめ、力のこもった強い握手をして、大股で僕の家を出ていった。

⑦「ほらばっかりだったじゃないか。

「いそうろう」がいなくなってしまった部屋の前で、僕はそう思った。

 

 ぐうちゃんから外国のちょっとしゃれたふうとうで僕に手紙が届いたのは、それから四か月ぐらいたってからだった。珍しい切手がいっぱいはってあった。

「あのときの話の続きだ。以前若いころに、北極まで行ってイヌイットと暮らしていたことがあるんだ。そのとき、アイスプラネットを見に行こう、と友達になったイヌイットに言われてカヌーで北極海に出た。アイスプラネット。わかるだろう。氷の惑星だ。それが北極海に本当に浮かんでいたんだ。きれいだったよ。厳しい自然に生きている人だけが目にできる、もう一つの宇宙なんだな、と思ったよ。地上十階建てのビルぐらいの高さなんだ。そして、海の中の氷は、もっともっとでっかい。悠君にもいつか見てほしい。若いうちに勉強をたくさんして、いっぱい本を読んで、⑧いっぱいの『不思議アタマ』になって世界に出かけていくとおもしろいぞ。⑥世界は、楽しいこと、悲しいこと、美しいことで満ち満ちている。誰もが一生懸命生きている。それこそありえないほどだ。それを自分の目で確かめてほしいんだ。」

 手紙には、ぐうちゃんの力強い文字がぎっしりつまっていた。

 そして、ふうとうからは写真が二枚出てきた。一枚は人間の倍ぐらいあるでっかいナマズの写真。もう一枚は、北極の海に浮かぶ、見た者を幸せにするという氷の惑星の写真だった。

なお、問題は割愛する。俺が気になったのは、赤字の部分。日本だけにいるのと世界にいってきたここでいうぐうちゃんの話をお父さんがする場面なのだが、ここでさりげなく相対(的)という言葉を教えることにした。相対とは2つのものを見比べることによって、良い面が見えたり、悪い面が見えたりすることを指す。

…ちなみに高校生で、現代文を指導する際、必ずやることにしているのが、受ける志望のレベルに関係なく、東大の入試問題を必ず解くようにしているのだが、そのなかでの問題にこんなのがある。本文は割愛します。

問:自分の感情を相対化するとあるが、これはどういうことか説明せよ。(東京大学:過去問)

この問題を解くには、相対の意味を知らなければアウトである。以前にも、教科書だけでは力がつかないと国語の講師はついつい塾用教材や過去問などで対応する塾も多いと思うが、教科書をしっかり教えることができればそれだけで力がつくんじゃないかな。力量ある国語の講師ほど結構材料はなんでもよいなんていうことが多々ある。もしかしたら、そういう実力テストなんていうものを出したがる講師は設問を作れないんだと思う(小説の作題なんかは結構難しい。)そういう意味での追加措置といったこともある。ただ教科書指導だけでは実力がつかないというのは、もしかしたら指導の自信のなさの現れかもしれない。今度、S中の生徒に国語の先生の指導歴を聞いてみることにしよう。


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# by masa717h | 2017-05-20 13:51 | 指導メモ書き | Comments(0)
昨日から、M中は2日に渡る定期試験に入った。1日目の教科は、英語・社会・理科の3科目。ちょっと早く塾に行く用事ができ、その際に自習に来ていたので初日の手ごたえを聞いてみた。英語は、しっかり全部解答欄を埋め、クエスチョンマークやピリオドなどの見直しもしっかりしたという、問題用紙を持ってきていたので、その問題用紙を見せてもらう。その書き込み量がダントツで多いこと。おそらく25分ぐらいで解いて、もう一度丹念に自分の知識が正しいかどうか確認したのだろう。ざっと見ただけだがメモ書きの中には、ミスは見受けられなかった。これは結構英語の得点は期待できそうだ。なので、ざっと問題用紙を見たけど、ミスは見かけなかったというのは伝えた。理科は1問だけわからなかった問題があったとのこと。社会は1つだけ文化史の問題で間違っていた問題を発見した。ただ、そこは明日の試験に集中してほしいので言わなかったが。

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上の画像は、直前にやらせた日→英完全変換テスト。要するに日本語の和訳から全部、教科書の英文が書けるようになるまでという方法。ここまでしっかりできたら、教科書本文で点を落とすことはまずありえない。最初これをやらせたときは、複数形のSのつけ忘れのみで、スペルミスなどは見受けられなかった。直前でこれを完璧に書けるまで繰り返しやるよう指示。結局、学年1位を取るって難しいことかもしれないが、学問に王道なしと言われるように、おそらくどこの塾でもやっているような極めて普通のこと。別に秘密のようなことにしておくことでもないのでちょっと整理してみようと思う。

[基本原則]
学校のワークはテスト2週間前から実施し、最低3回実施する。3日前ぐらい前までに3回目を終えるのが理想。(今回このワークをGWまでに範囲を一通り終わらせるよう指示した。)

1回目「自分のわからないところを発見する」=素早く仕上げる
2回目「偶然正解したところ・不正解のところを発見する」=じっくり仕上げる
3回目「2回目で理解したところでが正解できるか確認する」=素早く仕上げる

で、英語は授業でこの確認を常々やってきて、さらに3回目以降のワークの代わりを新中問のテスト範囲の文法問題で代用した。小テストは試験範囲の文法をごちゃ混ぜにした英作文(定期テストでこれ以上難易度が上がることはまずありえない。)
初見の問題であっても冷静に対処できる力をつけるためである。さらに授業では教科書をみっちり教え、それが終わったらつっかえずに1回で復唱できるまで音読のトレーニング。さらに日英変換でダメ押しである。後は全教科に言えることだが、どれだけミスをしないかが大切。

450点以上取る子は取り組みの早さもあるが日ごろから2つ工夫していることがある。

①前回のテスト範囲から今回のテスト範囲を予測し、どの時期までに何ができていなくてはいけないのか、逆算して予定を立てている。
②授業中の過ごし方が定期テストの下ごしらえになっている。不明点はその日のうちに解決。用語は授業中に暗記(教科書暗記も授業中に行う)

①は、去年のテスト範囲表を早い段階で見せて、そこからGWまでに進むであろう予測は一緒に立てた。そのときにも、昨年より早い段階で実施することから前学年の復習が定期テストに組み込む可能性が高いということもアドバイスを加えた(結果一年の復習も試験範囲に絡んできた。)
②は、やはりこの子に関しては普段から授業を大切にしているんだろうなと感じさせられることが多々ある。ノートや学校のプリントをとても大事にしていた。

進学校に進んだらこの復習力を前提として授業が進んでいく。上に書いたようなことはどんな塾でも知っているようなことだと思うが学問に王道なしと言われるように、この当たり前をこなすのがなかなかに難しい。多くの子たちは、おそらくは学校ワークの2回目の途中ぐらいで本番を迎える。さらには学校ワークにあたるものがないなんていう教科(社会や国語に多い)もある。昨日は英語ではなく本人から明日の試験のために国語をやりたいという打診を受けたのでもちろん許可した。

それからもう1つ、明日で定期試験は終わりなのだが、終了した後の余裕のある時に
実技科目を現在進んだところまで目を通しておくことをさりげなく伝えた
これは学年トップを取るうえではものすごく大切なこと。実際、次の期末テストは実技の試験も絡んでくるのだ。この実技科目の勉強は範囲が広くなる分、結構こういったところで時間を取られてしまう子も多い。今回念願が成就して、学年1位を達成できたとしても、実際さらに難しいのは
学年1位の成績を維持することである
ところで、この子には土曜日から実施する社会の集団授業に参加してもらうことにした。地理は、学校ワークをみっちりやって予想問題でも、問題なく満点が取れたのだけど、この子の課題は歴史。そこで暗記特訓をこの子にも施していくことにした。先取りするだけの体力もありそうだし、ここは定期テストで点をさらに伸ばすきっかけにしてほしいと思う。

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# by masa717h | 2017-05-19 08:31 | Comments(0)
週に1回ほど指導している中学受験生Kさんの指導。基本的には中学受験用の受験教材『新小問・中学受験の攻略』を使用し、その単元にしたがって。進めていく構成。毎回小テストを実施し、満点をとるまでやって取れたら次という形にする。現在47都道府県だが、これが満点とれたら、平野や山脈など課題をこなしていくことにする。

新小学問題集の単元は32の単元で構成されているので、欠席なしで授業を進めていくと、年間の1月でぎりぎりすべてテキストを解ききれる算段だが、ここは講習などで少し早めに過去問演習に入れるよう調整しないと駄目だな(年間で授業しているとこういう逆算がとても得意になった。)

授業は基本、解説というよりかは、ノート作りが中心になっている。その単元がA45ページの演習問題があるので、1週間でこれを作成したノートを参考にしながら解いて、なるべく見ないで、ノートを見たなら青で答えを書き込み。赤で間違えた問題の修正を徹底させておきたい。前回の演習用ノートを見たが、丸つけけをしていなかったようで、そこは再度丸つけまで含めて、宿題だよと伝える。

2回目のテーマは、地球の姿、日本の領土、雨温図など。この辺りも高校受験と扱う点ではかなり被る範囲。だ、まだ時差の感覚というのがまだイメージできていないような気がする。実際、時差を理解するには理科の知識も多少必要(地軸が23、4度傾いているとか)。実際この辺りの説明もしたけど、ちょっと反応がいまいちだったような気もするので、今度時間を取ってあげたほうがいいかもしれない。ところで時差計算は、なるべく数直線で最近教えるようにしているのだが、中学受験には正負の数という概念を知らないので、この辺りが指導者のジレンマを感じるなあ。

実際、高校入試用に使ったものをノートに板書させたりするのですが、小学生ということを配慮していないので、時折たぶん、小学生には難しい漢字も頻繁にあったりするのだと思う。日本に四季がある理由を、ついつい季節風のえいきょうを受けるからの影響を最初、思いっきり漢字で書こうとしたのだけれど、テキストにそう書いてなかったので、踏みとどまりました。この辺りが中学受験の指導のつらい点かな。次からは使う漢字まで含めて予習しないと。ただ、これで授業スタイルは確立できたので、毎回テキスト1単元進むという目標のもとに進めていこう。

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# by masa717h | 2017-05-17 10:11 | 指導メモ書き | Comments(0)
先日、以前中学3年生のとき在籍していたF君から連絡があり、国語の授業を取りたいという打診があった。F君は中学3年生のとき、英語、国語を指導していたが、おそらく俺が歴代教えてきた教え子の中でもおそらく最も叱られた生徒ではないだろうか。当時学生講師のH先生が数学を教えており、とにかく勉強する習慣を徹底して塾で実につけさせたといっても過言ではない。H先生は最初、宿題をやってこなかったので、まず連絡帳を用意して毎回の宿題をメモする習慣を徹底させた。

それから、男の子によくある癖だと思うが、最初間違えるとすぐに消しゴムで消そうとする癖を持っていたので(おそらくこういう生徒は非常に多い。間違いを見つめようとする習慣がついていない。)
H先生と俺とで、ダブルでそれがいかにしてはいけないことかということを事あるごとに指摘していった。この子の高校受験は、はっきりいってしまえば、不完全燃焼と言っていいかもしれない。夏休みには講習で相当頑張ったとは思うが、2学期に入り、体育祭の練習で怪我をしたことをきっかけに、体調を崩し、入院を余儀なくされ、確か定期テストを泣く泣く欠席せざるをえなくなり、本来公立高校を受かる力を持っていたと思うが結局某私立高校に進学した。決してレベルはそこまで高いとはいえないが、ただ1つ言えるのは受験が終わってからも、3月まで自習室を使う権利を得ていたので、その期間しっかり高校の勉強を進めていた。逐一言っているが、おそらく高校生の成績が伸びるのは、受験が終わったその後。高校受験までの一通りの知識が身に付いた状態で、大学受験の勉強を始めることができれば、おそらく受験が終わったたいていの高校生は遊び呆けているので、その時点でかなりの差がついたと思われる。

先日、塾によって、1年時の校内実力テストの結果を見せてくれたのだが、その結果を見て驚いた。
なんと、
英数で校内偏差値92(もちろん学年1位)である
結局どんな高校に進学してもそこから先は本人のモチベーション次第ということなんだと思う。この子の場合塾がなくなってからも、自学する習慣と正しい勉強の仕方がわかっていたからこそ、これだけの数字が取れたのだろう。初めてみたよ、こんな数字。

今回、打診してきたのは国語。どうしても国語の成績が伸びずに、学年1位から陥落してしまったことが相当悔しかったらしい。そこで、両親も子供がそこまで頑張る気持ちになるのならということで、おそらくほぼ確実に入塾するだろう。ただ、最近の高校生の事情を聞くと、国語ができないという子が増えてきているような気がする。話を聞いて分析してみると、どうも学校の先生の力量に問題があるようなタイプが多い。

この子の場合、昔俺が国語を教えていたけれども、高校生で国語が伸び悩む原因はおそらく古文にある。古文なんて、学校の先生の力量の差がもろに出る科目だ。ただ、自身の経験から言って、おそらく古文単語は一生懸命覚えているんだろうが、古典文法がおろそかになっていることが多い(高校受験でも古文は出るが、古典文法までは扱わない。)そこでまずは古文を提唱することにした。現代文、漢文と他にも克服しないといけない課題があるのだが、部活をやっている高校生ということを考えたら週に1回の通塾でも結構大変だと思う。漢文はどちらかといえば古文の基礎を固めてからやったほうがいいと思うし、現代文は高校受験レベルの問題集を1冊自習課題として出し、それが終わってから講習などで勉強の仕方を教えてあげたほうがいい。

英語や数学が、全く問題なく高い校内偏差値を叩き出せているのを見て、あの1年間しっかりやってきたことは無駄じゃなかったんだなと少しだけ嬉しくなった。一部の単元によっては、きちんと高校指導の内容まで見据えて高校に入って混乱しないようにしっかり教えていた結果だと思う(一部には高校受験のことだけ考えて教えている塾もあるからね。)

片隅に小さく外部模試の結果も示されていたが、その結果はまだまだ井の中の蛙といったぐらいの偏差値だった。ただ、進学先で塾がなくなっても、英数の科目において学年1位を取ってくるぐらいしっかり勉強していたことは素晴らしいと思う。おそらく入塾する理由も、苦手な国語を克服して学年1位を取りたいというものだろう。こういう意欲は本当に素晴らしいし、是非目標の実現に向けて頑張ってもらいたい。

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# by masa717h | 2017-05-16 09:08 | 指導メモ書き | Comments(0)