きちんと指導できている実感
昨日、記事で書いたSさんも中学校の頃の最後の先生が本気で予想した公立入試問題の予想問題を100点でした。といった報告を受けた(ブログには書かなかったけど)。今まで学校の定期テストは歴代の教え子たちが、国語・英語・社会で100点を取らせてあげることができた。流石に北辰の会場テストや、入試で100点はまだいないけれども、教科が得意で自負がある場合は北辰や入試で100点取ってこいよと葉っぱをかけることもある。富田先生のセミナーを受けてから『必然性』と『再現性』という言葉を特に意識するようになった。そっから覚醒した感じもあるな。書いてあった本のなかからちょっと引用してみる。
男は先生に向かない?
「必然性」と「再現性」に絡んで単純に指導内容とは異なるが、指導者、それも男性指導者の持つ心理的問題点にも触れておきたい。その問題点はほかならぬ、「男性」であるという事実である。…男性には指導者になるうえで、ひとつ重大な欠点があるといえる。それは学習者が自分を越えることを好まないという性質である。
男性の持つこの性質の一旦を垣間見る最もわかりやすい例は小学生ぐらいの男の子に「なぞなぞ」を作らせてみることである。おそらくかなりの割合で「誰にも解けない問題を作る」はずだ。…誰にも解けない問題を作った自分が一番偉いからである。
(中略)
…一番始末が悪いのは、教えることは教えるのだが、その背景にある本当の意図が、学習者の能力を伸ばすことではなく、「自分が正しいことを証明したい」というタイプである。こういうタイプの指導者は理屈には長けているので、一見非常に有能に見せる。事実本人の能力はかなり高いことが多い。その種の指導者の最大の問題点は、指導内容を選択するとき、多くの場合本人も無意識のうちにその力点を、生徒の学力を伸ばす方向にではなく、生徒や場合によっては他の指導者に対する自分の優位性を保つことにおいてしまっていることである。その人物の作る世界は現実にきわめて近いが、ほんのわずかにずれている…学習者はその世界を何とか受け入れようとするが、ほんの少し現実とずれているので時折その隙間にはまり込んで、決してすべてを正解できるようにはならない。
男性指導者(もちろん、女性はそうではないという意味ではない。ただ、女にだけはなったことがないので、女性の内面については憶測しかできないだけだ。)それも有能な人物ほど、こういう傾向を持っている。
いわゆる学力がある講師=指導も優秀とは限らないといったからくりは、こういったところかな。自身も、男である以上自戒の念をこめて、時折この本読み返すんですが、担当科目全てで教え子が満点を取ってきてくれているのでこの結果がきちんと指導できているという証明ですね。
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